UFC on ESPN+40:セミファイナル・アンドレイ・アルロフスキー vs. タナー・ボーザー

ヘビー級。

リリースされそうでされない元王者アルロフ。2016年以降は4勝9敗1ノーコンテストで、途中5連敗もあったが、当時はまだ王座挑戦圏内にいたため、大目に見られていた。前回は一昨年のPFL優勝者・フィリップ・リンスのUFCデビュー戦での咬ませ犬マッチだったが、手数が少ないリンスが期待はずれの出来で、判定でアップセット勝利。

そのリンスのUFC2戦目で対戦し、1RKOしたのがボーザー。ノーダメージだったため連戦をアピールし、1ヶ月後に急遽代役として組まれた試合でも2RKO勝ちし連勝。ヘビー級にしてはテクニカルな打撃を武器にしている。ここまでUFC3勝1敗で、負けた相手はシリル・ガーヌ。

両者間合いに入らず牽制。ボーザーがローを入れる。遠い間合いでローの蹴り合いが続く。残り1分。ミドルを入れたアルロフ。手数(足数)で負けているアルロフが残りわずかでパンチを打ち込むが相打ち。ホーン。

1Rはローを蹴った数の差でボーザー。

2R。またローの蹴り合い。バックキックをヒットさせたアルロフ。ボーザーがパンチを打ち込むがヒットせず。前に出て左を入れたボーザー。ボーザーのローにアルロフが右を合わせる。両者手数が少ない展開が続く。残り1分。残りわずかでアルロフがプレスしてくるが距離を取るボーザー。アルロフのバックブローに右フックを打ち返すボーザー。ホーン。

2Rは微妙。

3R。ボーザーが出てきた。圧されてケージ際まで下がるアルロフ。両者ともに間合いに入らない。離れた間合いで一発を狙っているがヒットしないという展開。結局、両者警戒し続けて踏み込まないままタイムアップ。

判定三者29-28でアルロフ勝利。

2R・3Rはヒット数の差はなかったが、ロー主体のボーザーよりパンチを入れていたアルロフが評価されたか。しかし両者リスクを負わずに退屈な試合に。

mmadecisions.com

メディアの判定は割れているが、まあ全ラウンドどうとでも取れるという内容だったので仕方がない。

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