<64キロ契約/5分3R>
ジェヘ・ユースタキオ(フィリピン)
Def.3-0
ソン・ミンジョン(韓国)
構えを小刻みに変えるソンに対し、ユースタキオは左右のフックを見せローを蹴る。腹から顔を殴り、蹴り足をキャッチして倒したユースタキオ。直ぐに立ち上がったソンだが、蹴り足に足払いという散打アタックを許し、バックを譲る。胸を合わせて離れたソンに対し、ユースタキオが左アッパーを入れる。ソンも蹴りに右を当て、ここからパンチを纏めスピニングバックキックへ。
リードフックに続き、右ハイを狙ったソンは左ハイを掴まれそうになる。ユースタキオはよくソンの動きを見ており、左ジャブから右ロー、さらに左フックを当てる。ソンはスピニングバックフィストを空振りも、回転系の技を狙ったユースタキオのバックを取る。胸を合わせて離れたユースタキオは左フックに、左ミドルを合わされる。最後にユースタキオは左ハイをキャッチして、足払いを決めた。
2R、ソンの左ハイに左フック、そして蹴り足を掴むなど非常に動きが良いユースタキオは、クリンチも離れて左を打ちこむ。さらに右ローを入れ、右ミドルをキャッチして右の蹴りを繰り出す。飛び込んで縦ヒジ、右ロー、左フックとソンのスイッチにまるで惑わされることなくユースタキオが攻め続ける。
攻撃が当たらないソンが左ハイ、右ジャブから組むも体を入れ替えられる。離れてスピニングバックキック、サイドキックからスピニングバックエルボーを見せたユースタキオは、組んで離れる。動いてはいるが、省エネファイト気味のユースタキオはやや疲れてきたか。ソンの圧力が上回り始まるなか、ユースタキオが回転系の攻撃を続けつつ──かわすファイトになってきた。
3R、距離を詰めたソンがスタンドで肩固め、さらにジャンピングガ―ドでしがみつく。そのままグラウンドに持ち込み、頭を抜いたユースタキオ対し、ソンはラバーガードへ。スクランブルでバックを許しそうになったソンは、前転して背中をマットにつける。スタンドに戻ったユースタキオが左を当てる。
ソンは前に出るが、右を被弾。それでもハイを狙い、組んでバックを取る。ユースタキオがヒザ十字からトーホールドへ。体を捻って上を取ったソンが肩固めを狙う。ヒジをマットにつけて耐えるユースタキオからソンがマウントへ。ソンは足を戻されてもパンチを落とし、再びマウント狙いからサイド、上四方に回りノースサウスチョークで攻める。ユースタキオが体を捩じってシングルを仕掛けハーフガード、右腕を差しあげてリバーサルを決める。
最後の30秒でスタンドに戻った両者、ソンは左ハイを当てるが辺りは浅い。ここから組んでいったソンに対し、ユースタキオはギロチンでセットし逃げ切り3-0の判定勝ちを手にした。
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