ライト級。フェルダー7位、RDAはウェルター級の12位。
本来はランキング12位のイスラム・マカチェフと対戦予定だったRDAだが、1週間前に急遽欠場となり、より上位ランカーのフェルダーが緊急出場。
テコンドー・空手バックボーンのストライカー・フェルダーは、戦績の割になかなかチャンスに恵まれず、前々回のエジソン・バルボーザ戦でようやくランカーとの対戦が組まれ判定勝ち。前回はダン・フッカーとのストライカー対決で、スプリット判定負け。現在ランク外とはいえ、元王者のRDAは緊急出場での対戦に値するビッグネームということか。
RDAは今回よりウェルター級からライト級に戻す。身長173cmと、ライト級でも小柄な部類ではあるが、打撃の強さでウェルター級でも3連勝し暫定王座決定戦に出場。が、レスラーとの対戦では分が悪く、3連勝の後は1勝4敗。柔術では色帯時代に世界大会で優勝し、ローカル時代は一本勝ちが多い選手だったが、シンガポールのイヴォルヴに移籍してからはムエタイを強化し、すっかりストライカーに。
右をヒットさせたフェルダーにRDAは左ミドル。シングルレッグのフェイントを見せたRDAだがフェルダーは反応せず。ワンツーから前蹴りを入れるフェルダー。バック肘。RDAタックル。ケージに押し込み尻クラッチからテイクダウン。ハーフ。体を起こしたフェルダーが立ったが四つでクラッチしているRDA。フェルダー正対し膝を入れて離れる。ワンツーを入れたフェルダー。RDAはミドルから左ストレート。両者同じタイミングでタックルに入ったがフェルダーが押し込む。が、RDAが入れ替えて崩した。膝をついたフェルダーだが立つ。放してパンチ連打を入れたRDA。ホーン。
1Rは僅差だがRDAか。
2R。パンチを打ち込んだフェルダーに組み付いたRDAが押し込むが、フェルダー引き剥がした。肘を入れるフェルダー。お互いの右が相打ち。RDAがプレッシャーを掛けるとケージ際でタックルから押し込み。離れた。また出ていくRDA。左ミドル。フェルダーの右がヒット。さらに左の肘も入る。RDAも打ち返し左ボディがヒット。RDAまたタックル。押し込んだ。足をかけてテイクダウン。バックを取らせて立ったフェルダー。なおもテイクダウンを狙うRDAだが、残りわずかで放した。左をヒットさせたRDA。ホーン。
2Rは微妙。
3R。組んだRDAをケージに押し込むフェルダー。離れ際に肘を入れたが、RDAすぐにまたタックルに入りテイクダウン。起き上がろうとしたフェルダーだが寝かされる。しかし背中を向けて立った。スタンドで正対。肘を入れて離れたRDAだが、すぐに距離を詰めてプレスする。ケージを背負っているフェルダーにタックル。受け止めたフェルダー。残り1分。またテイクダウン。ハーフ。パウンドを入れる。ホーン。
3RはRDA。
4R。パンチを打ち込んでいくフェルダー。RDAのタックルは切る。RDAがパンチで出る。下がったフェルダー。ケージを背にしたところでタックルに入り押し込んだ。肘を入れると尻クラッチしテイクダウン狙い。こらえたフェルダー。離れる。残り1分。パンチで出ていくフェルダー。連打。RDAのパンチで額をカット。フェルダー、意表をついたタックルでテイクダウン。しかしRDAは下からエスケープするとバックに回りパウンドを入れる。ホーン。
4RもRDAか。
5R。またも微妙なジャッジになっているフェルダー。パンチ・テンカオを入れる。RDAのタックルは切った。RDA押し込むと肘を入れて離れる。またタックル。シングルレッグでテイクダウン。すかさずハーフに。足をサバいてパス成功。亀になったフェルダー。立つがRDAがバックを取っている。残り1分。RDAのテイクダウンをこらえるフェルダー。残り15秒でタックルからまたテイクダウン。パウンド。タイムアップ。
50-45×2、47-48というスプリットでRDA勝利。
メディアのジャッジは50-45RDAか49-46フェルダーで、フェルダー勝利はゼロ。
フェルダーに入れたジャッジは2,3,4R。謎…。
#UFCVegas14 Official Scorecard: Paul Felder vs Rafael Dos Anjos
— UFC News (@UFCNews) 2020年11月15日
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1,2Rは微妙でどちらにはいってもおかしくなかったから48-47ならまでわかるが。緊急出場のフェルダー、やはり後半のラウンドを戦う準備はできていなかったか。