【ONE113 Inside the Matrix04】チャンミン戦へ、高橋遼伍─02─「修斗の叩き上げ、修羅場の数が違う」

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【写真】「テレビのポッと出のヤツに負けない」という高橋。この日、カメラを回していた椎木努さんは元プロシューター。高橋の言葉をきいて、彼の目に光るモノがあったとか、なかったとか。 (C)MMAPLANET

20日(金・現地時間)に中継されるONE113「Inside the Matrix04」でユン・チャンミンと対戦する高橋遼伍インタビュー後編。

この両者をABEMA TVのTHE WONDERが追った。ユン・チャンミンの挑発の言葉に語気が粗くなった場面も見られた高橋だが、それは単にこの試合に向けて売り言葉と買い言葉という風に反応したのでなく、自身の格闘家人生、積み上げてきた人生に宿る琴線に触れられた反応だった。

<高橋遼伍インタビューPart.01はコチラから>


──なかなか憤っていますね。

「やっぱり、何ていうんでしょ。まだ若いし、好きに言うんじゃないですか。自分も若い頃はガツガツしていたし。でもファイターもどんどん丸くなっていくから、チャンミンも今はそういう時期なんじゃないですか。若いし、勝っているし、自信もあるんでしょうね」

──チャンミンの力を図るのは、過去の試合では難しいと思いますが、どのような選手だと思っていますか。

「フィジカルですかね。代理戦争の時も何回か見たことがあって、あの時と比較すると急激に体がデカくなっているような気がします。フィジカルは相当強いでしょうね。フィジカルの強いヤツ、スタミナのあるヤツって技術を潰せるじゃないですか。そういう強さは脅威に感じます。

ただ今言われたように、チャンミンの試合を見ても参考にならないです。そこが不気味ですよね」

──ただし本当に躓いていらない相手だと思います。

「自分との戦いになりますね。過去一番、プレッシャーを感じています。正直、準備時間も短かったですし、若手ファイターからの突き上げなので。青井(人)君と試合をした時もプレッシャーを感じていたのですが、今回はその前の試合で負けているというのが違います……。

今、ここで負けてしまうとかなり後ろに下がってしまうので……絶対に負けられないという気持ちがメチャクチャ強くて、毎日プレッシャーを感じています。頭から抜けなくて、練習もしんどいですね。青井君とやった時もこんな感じでしたけど、今回はもっと強いです。やっぱり突き上げられる側ということですかね。

自分だって、まだ31歳で若いし。まだまだ落ちていく年齢じゃない。これらかがピークで。こっから上がっていくときに、下からの突き上げには余計に負けられないです」

──高橋選手、ご自身の信条とか試合にそのまま反映してしまうことないでしょうか。

「あぁ、固くなりそうな気はします。でも慎重になり過ぎてお見合いになって、判定でどっちが勝ったのか分からないような試合で負けるというのは一番良くないので……。過去3戦で自分もソレを感じてきているのですが、そこはシンガポールに行って直前になってみないと分からないです。

今は練習の疲れとかあって、ネガティブになったりもします。でもシンガポールに行ったら、ノリノリになっているかもしれないので」

──選手はスーパーマンでなく、高橋選手の今の話とかを伺うと、そうやって歯を食いしばっているんだというのが伝わってきます。このインタビューを読んでいる読者も、同じような想いを日々感じているかもしれない。だから、この言葉を読み、一緒に乗り越えらえるようだと嬉しいです。

「やっぱり疲れとか……日々、働いていて気持ちの浮き沈みもあると思います。そういうのが、今も自分にもあって体の調子にも影響してきますしね。でも、やるしかないですからね」

──シンガポール入りすると、ホテルで隔離措置という日々です。

「ホント、気を引き締めないといけないですね。自分はそういう時にゴロゴロしてしまいそうで(笑)。これまでホテルの周辺を散策したりするのが好きだったので、ずっとホテルにいるならシンガポールに行っても何も関係ないですよね(笑)」

──まさにコロナの時代です。

「コロナも海外も、全て変化に対応しないといけないってことやと思っています。弟(昭伍、グレコ2019年世界選手権日本代表&全日本優勝、アジア選手権3位)も海外とかで試合して、もう計量の時間からして遅れまくったり、試合開始時間もメチャクチャバだと言っています。それに水が汚いって。やっぱり、なんでもしっかりとしている日本とは違う。そういうところで勝つ1つの勝利って、日本の3勝ぐらいの経験だと思うんです。

自分はそれをやりたいから、ONEで戦っています。今回の隔離も日本にはないこと、それを味わいたいのでウェルカムですね」

──そしてONEからの評価を上げないといけないですね。

「チャンミンなんかONEが囲っているじゃないですか。ボコボコにしたいです。ボッコボコに(笑)。アーノルド・クエロ戦みたいに。誰がみても、『あぁ可哀そうに』って思われるようにしたいですね。

以前、MMAPLANETのキム・ジェウンのインタビューで『プロテクトされている』みたいなこと言っていたじゃないですか。同じ国の選手にそう言われる。それって、そういうことなんですよ。格闘技、真面目に一生懸命やっている奴らのために負けられないんですよ。

そうやって一生懸命やっているヤツは、『高橋、絶対に勝ってくれ』って思っているはずです。その期待には応えたいですね」

──それなのにここにいるABEMAのスタッフは、格闘代理戦争出身のユン・チャンミン押しですよ。今日の取材もチャンミンがありきの高橋遼伍、です。

南和輝ディレクター ……、そんなこと……ない。違いますよ……(苦笑)。

「アハハハハハ。まぁ……ホンマにボコボコにして、北野さんに自分が薄ら笑いしますわ(笑)」

──アハハハハ。

「ABEMAの人たちは格闘代理戦争をやっているから、それはしょうがないです。だからこそ、ここでチャンミンに僕が負けると『俺たちの企画は正しい。強い人間を生むことができる』ってなるじゃないですか。そうしたら修斗でコツコツやってきた坂本さんや北森さんの顔に泥を塗ることになるんで。

修斗の叩き上げなので、テレビの企画のポッと出のヤツとは越えてきた修羅場の数が違う。そこはしっかりと示したいですね。やっぱり叩き上げは違うなって、思わせたいです──格闘技関係者には」

■視聴方法(予定)
11月20日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE App
毎週木曜、26時05分~テレビ東京「格闘王誕生! ONE Championship」

ONE113「Inside the Matrix 04」 (11月20日※中継)

2020年11月20日(金・現地時間)
ONE113「Inside the Matrix 04」
シンガポール カラン
シンガポール・インドアスタジアム

■ONE113 Inside the Matrix 04対戦カード

<キック58・3キロ/3分3R>
アスランベック・ジクレーブ(ロシア)
ワン・ジュングァン(中国)

<ムエタイ59キロ契約/3分3R>
ロッキー・オグデン(豪州)
ジョセフ・ラシリ(イタリア)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ブルーノ・プッチ(ブラジル)
クォン・ウォンイル(韓国)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
高橋遼伍(日本)
ユン・チャンミン(韓国)

<61.35キロ契約/5分3R>
マイラ・マザール(ブラジル)
チェ・チョンユン(韓国)

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