UFC255:第7試合・ブランドン・モレノ vs. ブランドン・ロイヴァル

フライ級。モレノ1位、ロイヴァル6位。

本来はモレノとアレックス・ペレスが対戦予定だったが、メインでタイトルマッチに出場予定だったコーディ・ガーブラントが負傷欠場し、代役は下位ランカーのペレスが選ばれ、ランキング1位のモレノはロイヴァルとのブランドン対決に。

UFCフライ級廃止騒動の煽りを受けてリリースされたモレノだが、1試合で再契約すると、ここまで2勝0敗1分け。前回は当時3位のジュシー・フォルミーガと対戦し、ポジションを取っても押さえ込むだけのフォルミーガに判定勝ちしてランキングトップに。17勝中、一本勝ちが10回あるグラップラー

今年6月にコンテンダーシリーズ出場予定だったロイヴァルが、新型コロナウイルスの影響でUFC本戦へのオファーとなり、初戦でいきなりランカーのティム・エリオットに肩固めで一本勝ち。2戦目はカイ・カラフランス相手にノンストップで動き続け、パンチでダウンを奪われたところからの逆転の一本勝ち。今回、代役でランキング1位モレノとの対戦が組まれたことにより、5月の時点でまだUFC契約選手でもなかったのが、半年後にトップコンテンダーになるというシンデレラストーリーが実現する可能性がある。

スピーディーなパンチを打ち込んでいくモレノ。ロイヴァルはステップし続けて飛び込んで左を打ち込んだが、モレノが組むとサバ折りテイクダウン。ハーフからガードに戻すとすぐに下から蹴って立つ。打撃戦。バック肘を狙ったタイミングでスタンドでバックを取ったモレノ。ロイヴァル転がってスクランブルで脱出しようとするがモレノついていってハーフバック。チョーク。顎の上から絞めてフェイスロック。引き手を引っ張り外したモレノ。足関を狙いに行くロイヴァルだが、足を引き抜いて上になるモレノ。ロイヴァルまた足関。しかし上になったモレノがパウンドラッシュ。打たれているロイヴァル。レフェリー止めた。

パウンドラッシュする前にロイヴァルが腕を痛めていた模様。腕を押さえて動けないロイヴァルへのパウンドラッシュだったので、実質負傷TKO。

ロイヴァルは手首?肘?肩?右腕のどこかの脱臼っぽい。結末はアクシデント込みではあったが、モレノは次戦でタイトル挑戦だろう。ガーブラントは負傷から戻ってきても、チャンスを一度逃したのだから1戦挟むべき。

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