UFC255:第1試合・ルイス・コシ vs. サーシャ・パラトニコフ

ウェルター級。

ルイス・コシは8月のコンテンダーシリーズに兄オライアンと兄弟揃って出場。一方だけが契約ということになれば気まずい結果となるところだったが、晴れて兄弟ともにUFCとの契約を決めた。ここまで7戦で全試合1R勝利で、タイムも32秒・4分34秒・8秒・1分19秒・18秒・18秒・1分12秒と、ほとんどが秒殺勝利。が、コンテンダーシリーズで対戦した相手以外はまともな戦績がない相手なので実力は未知数。なお、兄もMMA7戦全勝で全試合フィニッシュ勝利(1Rではないが)、相手のレベルが微妙という共通点がある。

パラトニコフもUFCデビュー戦。父はロシア人、母はスコットランド人で、本人は香港生まれ。大学はアメリカで、MMAはフロリダのブラックジリアンズでトレーニングしていたが、その後香港に戻り、UFCファイターのアルベルト・ミナとトレーニングしている。UFCファイターとして、最初にオクタゴンに香港の旗を掲げることになる。31歳で戦績5勝2敗は微妙だが…。

パンチで出るコシにパラトニコフタックル。倒されてギロチンに抱えたコシだが立ち上がった。パラトニコフの蹴りをキャッチしたコシ。回転して逃れようとしたパラトニコフだが、コシがバックを取りパウンドのラッシュ。立ったがケージを背負ったパラトニコフにパンチのラッシュを打ち込む。連打が入ってパラトニコフダウン。パウンドラッシュ。亀でもらったパラトニコフだが、立って逃れた。コシ、ラッシュで疲れたか。まだパンチを打っていくが、頭が動いておらずパラトニコフのパンチももらっている。棒立ちになっているコシだが手を出していく。パラトニコフの方が元気。ハイ、パンチを打ち込んでいく。バックブローがヒット!コシタックルで凌ぐ。切ったパラトニコフだがホーン。

1Rはダウンを奪ったコシ。初の2Rになったが、戦うスタミナは残っているか。

2R。開始と同時にタックルに入ったコシだが切られてパラトニコフのパウンドをもらう。離れて立ったコシだがスタミナは回復していない。パラトニコフ首相撲に捕らえて膝。コシがパンチを打ち込んでいくが、パンチがガードされ軌道が変わってローブローになるというアクシデント。タイムストップ。コシも休めた。再開。パラトニコフ出ていく。コシも打ち返していく。カーフキック。しかしパンチでケージまで下がらせると組んで押し込んだ。押し込んでいるパラトニコフがケージつかみしていると注意されブレイクされる。コシがパンチで出る。まだけっこう威力がありそう。パラトニコフはまた組んで押し込み。バック肘。ホーン。

2Rはパラトニコフ。

3R。コシタックル。パラトニコフがケージを掴んでこらえる。入れ替えたパラトニコフだがまた押し込みながらケージに指が入っている。レフェリーブレイクするが口頭での注意のみ。2回目なので減点でもいいと思うが、次やったら減点という注意のみで再開。コシタックルに入るが切られる。パラトニコフバックスピンキック。コシまたタックルに入るが切られる。パラトニコフが押し込んで膝の撃ち合いになるが、コシの膝がまたローブロー。タイムストップ。コシを休ませたくないところだが、けっこうダメージがありそうで、長めのインターバル後に再開。パラトニコフの右がヒット!コシタックル。切ったパラトニコフが四つん這いのコシにパウンドラッシュ。亀のまま頭を動かしてディフェンスしていたコシだが、頭を抱えて動かなくなり、殴られ続けレフェリー止めた。

デビュー戦対決はパラトニコフが制した。初戦を見るだけでは、どちらもUFCレベルでどの位置にあるかは良くわからず。

タイトルとURLをコピーしました