UFC on ESPN19:第1試合・ジャン・ヴィランテ vs. ジェイク・コリアー

ヘビー級。

ヴィランテは前戦でライトヘビー級からヘビー級に上げたが、増量というより単に減量していないだけどバッドシェイプな肉体で、ナチュラルヘビー級のモーリス・グリーン相手に体格差で不利のある状態で対戦。2Rまで良いところがなかったが、3Rにパンチでダウンを奪いパウンドラッシュで逆転寸前まで行ったものの、力尽きて下からの三角で一本負け。ヘビー級転向は無理があるように見えたが、今回もヘビー級。

コリアーもやはり前戦でライトヘビー級からヘビー級に上げているが、UFCデビュー戦はもともとミドル級だった。当時と比べると完全に別人のような体格に。7月の試合ではボクシングヘビー級世界王者・タイソン・フューリーのスパーリングパートナーも務めているトム・アスピナルのワンツーをもらってわずか26秒でKO負け。

どちらもヘビー級への転向が失敗した者同士。ヴィランテは今回も腹が出ている。原料が必要ないとは言っても、もうちょっと絞った方が動きがいいのでは?

打撃戦。ジャブの刺し合い。ヴィランテのジャブで鼻血を出すコリアーだが、どんどん前に詰めて圧をかける。左がヒットしぐらついたヴィランテ。コリアー間合いを詰めて追い打ちするがヴィランテ凌ぐ。コリアーが距離を詰めて先に手を出していく展開。残りわずかでヴィランテも出て打ち合いに。パンチが相打ちになる。ホーン。

1Rコリアー。

2Rも前に出ていくコリアー。先手を取っていくがヴィランテのアッパーがヒット。お互いディフェンス軽視の打ち合い。かわすよりも耐久力で凌いでいる。だれだけダメージを与えているかは不明だが、コリアーが手数を出している。終盤、バックスピンキックをボディにヒットさせた。ホーン。

2Rもコリアーか。

3R。リードしているコリアーがどんどん手数を増やしていく。前に出てワンツーを打ち込む。ヴィランテも入ってきたところにパンチを合わせてはいるが単発。コリアーのローブローから再開。どんどん手を出していくコリアー。ステップジャブ。逆に足が止まっているヴィランテは、自分から出ずに、コリアーが入ってくる時にパンチを合わせるのみ。タイムアップ。

三者フルマークでコリアー勝利。

負けたヴィランテはもちろん、勝ったコリアーも、今後ヘビー級でやっていけるようには見えなかった。

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