UFC250:セミファイナル・ハファエル・アスンサオ vs. コーディ・ガーブラント

バンタム級。アスンサオ5位、ガーブラント9位。

一時は7連勝もしていたが、タイトル挑戦のチャンスに恵まれなかったアスンサオ。ランカー最年長の37歳。前王者ディラショーやランキング1位モラエスとは1勝1敗で、人気があれば間違いなくタイトルに挑戦できていた。ここに来てモラエスとサンドヘイゲンに連敗。タイトル戦線からは外れつつある。王者時代には対戦できなかったガーブラントとこのタイミングで初対戦が実現。

ガーブラントは元同門で罵り合っていたディラショー相手にMMA初黒星でKO負け、さらにリマッチでもKO負けで完敗。さらには再起戦のペドロ・ムニョス戦で、大振りのパンチを振り回し、もらって効いた状態でムキになって打ち合ったことでKO負け。まだ28歳で、絶対王者クルーズを破った時には階級を超えてUFCを代表する選手になることも期待されていたが、すっかり評価が落ちてしまった。が、それでもオッズではガーブラントが優勢。

距離を取りローを入れるガーブラント。アスンサオのローに右を合わせた。間合いを詰められないアスンサオ。バックキックを出した。ガーブラントはロー。両者慎重。ハイやバックキックを出す両者だが空振り。アスンサオが間合いを詰めようとするが距離をキープするガーブラント。ローで足を払われたアスンサオ。ガーブラント飛び込んで右を打ち込む。両者間合いに入らないままホーン。

1Rガーブラント。

2R。アスンサオがプレスしたところに飛び込んで右を入れたガーブラント。右ミドル。バックキックを放つアスンサオだが空振り。リーチ差があるだけに距離のある打撃戦ではガーブラント優勢。ガーブラントがフェイントでプレッシャーを掛けて出る。アスンサオ下がった。タックルに入ろうとしたが切られる。ガーブラントの右がヒットし一瞬バランスを崩したアスンサオ。残りわずかで距離を取るガーブラント。ケージ際に下がったところでアスンサオが右を放つが、ダッキングしてから放ったガーブラントの右フックがビッグヒット!ほぼ同時にホーンが鳴り、アスンサオダウン!

レフェリーは両手を振って試合終了をアピール。KO。

通常のダウンであればホーンに救われた場面だが、インターバルを挟んだとしてもとても続行できないほどの完全KO。

難敵をKOし連敗を止めたガーブラント。また上位に戻ってきそう。一方のアスンサオは3連敗。UFCでのタイトル戦線からは脱落か。

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