UFC256:メインイベント・デイブソン・フィゲイレード vs. ブランドン・モレノ

フライ級タイトルマッチ5分5R。

2人ともわずか3週間前に試合をしたばかりだが、大きな負傷もなく勝利したことで王者・挑戦者ともに過去最短スパンの試合間隔でのタイトルマッチが実現。

普段は減量幅の大きいフィゲイレードだが、今回は体重が増えすぎないように気をつけていたとのこと。P4Pのランキングは現在10位で、王者の中ではヤン・ブラホヴィッチに次いで下から2番目(なお、ブラホヴィッチはP4Pランク外。1位はライトヘビー級前王者のジョン・ジョーンズ)だが、防衛を重ねて上げていけるか。

モレノは2年前のフライ級廃止騒動により、2連敗した時点でリリースされていたが、数ヶ月で復帰を果たし、そこから4戦3勝0敗1分けでタイトル挑戦権を手にした。フィゲイレードが唯一敗れているジュシー・フォルミーガに勝利しているが、テイクダウンからグラウンドに持ち込まれて封じられたフィゲイレードに対し、モレノはテイクダウンされても脱出し、ポジションを取るだけのフォルミーガを上回った。勝てばメキシコ人として初のUFC王者となる。

間合いを詰めるフィゲイレード。パンチからタックル。受け止めたモレノが押し込む。テイクダウンを狙うが押さえ込まれず経とうとするフィゲイレード。そのまま立った。フィゲイレードの右フックがかすめる。飛び込んで左ボディ。モレノも打ち返していくが、圧されてケージまで下がる。ガードの合間からジャブがヒット。タックルに入るモレノだが切られた。モレノがハイを空振ってスリップダウン。しかし下から足でフィゲイレードのパウンドを阻むと草刈りで倒した瞬間に立つ。また出ていくフィゲイレード。左フックから右ボディを入れるフィゲイレード。ガードを下げてモレノのパンチは上体の動きだけでかわしている。ケージに詰めて出たところにモレノがタックルに行くが切られた。フィゲイレード左ハイ。ケージに押し込み肘。どんどんプレスするフィゲイレード。モレノもビッグパンチはもらっていない。ホーン。

1Rフィゲイレード。

2R。フィゲイレードがバックキック。モレノ左ボディから左フック。カーフキックを入れるフィゲイレード。漏れのまた左ボディから左フック。しかしフィゲイレードが間合い詰めて連打を打ち込む。ケージまで下がったところに肘を打ち込んだフィゲイレードだが、そこでボディロックしたモレノがテイクダウン。下から押して距離を離し立とうとしたがアイポークになりタイムストップ。またフィゲイレードのガードから再開。フィゲイレード、距離を作ってスクランブルで立つ。またガードを下げて出るフィゲイレード。左ミドル。モレノの右がヒット。ちょっと見合いが多くなる。手を出すのはモレノ。しかしフィゲイレードがパンチで飛び込み連打を入れる。そこにタックル。ボディロックから倒したが、フィゲイレードすぐ立つ。そのままパンチで出るが、モレノのパンチももらっている。ホーン。

2Rフィゲイレード。

3R。また前に出てパンチを入れていくフィゲイレード。蹴りをキャッチしたモレノ。テイクダウンをこらえたがそこにハイを打ち込む。ガードされた。フィゲイレードが前に出るとケージを背負ったところに強烈なパンチを入れていく。右肘。やや大振りになってるフィゲイレード。モレノタックル。しかしフィゲイレードこらえて引き剥がした。左ボディで飛び込むフィゲイレード。モレノが連打をヒット。フィゲイレードのパンチは重そうだが単発。前蹴りを放ったフィゲイレードだがローブローに。タイムストップ。フィゲイレードに減点1で再開。しかし休めたのか、フィゲイレードの動きが良くなっている。シングルレッグで倒したフィゲイレード。がぶりに。離れた。フィゲイレードが出るがモレノ距離を取る。ホーン。

3Rモレノで10-8。

4R。セコンドの指示なのか、大振りがなくなったフィゲイレード。ジャブを入れるがモレノは連打。フィゲイレードタックルに入るが、モレノがこらえると逆にテイクダウン。フィゲイレード立つと立ち際に未。ノーガードで連打を打ち込むフィゲイレード。アッパーからフック。ディフェンスがまったくないが。モレノのれんだが入りフィゲイレードちょっとぐらついた。ガードを完全に下げてフットワークも止まっているフィゲイレードだが前に出ていく。右を打ち込み連打で出る。ケージまで出たところでモレノがタックル。テイクダウン。フィゲイレード、下から押して肘。モレノが立ち上がりパウンドを一発落とすが立たれた。モレノも疲れている。ホーン。

4R、テイクダウンはその先の攻撃がなかったものの、打撃が互角なのでモレノのラウンドか。ここまで48-47モレノだとしたら、最終ラウンドを取った方が王者になる。

5R。左ハイをガードの上から入れるフィゲイレード。左ミドル。モレノも飛び込んでパンチを入れるが、両者警戒して出られない。フィゲイレードが連打を打ち込むが疲れからか手打ちのパンチ。また大振りのパンチを放ったフィゲイレードだが空振り。ガードを下げているフィゲイレード。モレノはあえて出ないのか。パンチが相打ち。フィゲイレードの単発の打撃がヒットしている。飛び込んで左ボディを入れたフィゲイレード。打ち返そうとしたモレノだが足を滑らす。残り1分。フィゲイレード、冷静に距離を取るが、モレノが距離を詰めて組み付いた。ボディロックするがケージでこらえるフィゲイレード。押し込むだけ。フィゲイレード、オーバーフックの投げ!上になり鉄槌!タイムアップ。

判定47-46フィゲイレード、47-47×2。1-0でフィゲイレードがドロー防衛。(追記:スコアの訂正があり、フィゲイレードに入れたジャッジは48-46。3Rをフィゲイレードに入れて反則減点込みで9-9としていた)。

反則減点込みでドローだが、モレノもあと一歩まで追い込んだ。最後の投げからのパウンドが、逆にモレノのテイクダウンだったら勝敗は変わっていたかもしれない。

フィゲイレード、短期間だったからなのか、いつもより入れ込みすぎていて、スタミナ切れが早かった。

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