女子フライ級。ロバートソン13位。
初代女子フライ級王座決定トーナメントに出場し、女子フライ級では最多タイの9試合目となるロバートソン。勝てば女子フライ級最多の7勝目となる。トーナメントは一回戦負けしたが、UFCデビュー後は6勝2敗。6勝のうち4つが一本勝ちで、マウントからの肘でのTKOが1つと、女子にしてはフィニッシュ力がある。今回はサントスの対戦相手として急遽出場が決まった。
サントスは12月5日に試合が予定されていたが、相手のセコンドが新型コロナウイルス陽性となり中止に。ここまでUFC1勝1敗。初戦は判定負けしたが、今年7月の2戦目はテイクダウンしてグラウンドでドミネイトしての判定勝ち。
スタンドで出るサントスだが、ロバートソンが組んでケージに押し込むと飛びつき腕十字で引き込む。ディフェンスしているサントス。ガードに戻したロバートソン。また腕十字を仕掛けたがサントス防いだ。密着したままパウンド。ロバートソン下から肘。三度腕十字を狙うが、サントス十分警戒できている。シングルレッグに切り替えたロバートソン。しかし切られてまたガード。残りわずかで肘を入れるサントス。最後にまた腕十字を狙うロバートソンだがホーン。
1Rは上をキープし細かい打撃を入れたサントス。
2R。ロバートソンがタックルから四つに組んだが、サントスが逆にボディロックからテイクダウン。サイドからハーフにして肘を入れる。ロバートソンはガードに戻すとまた腕十字。クラッチして膝で顔を押さえつけ外すサントス。サントス横三角。しかし下になってしまい首を抜かれた。亀になったサントスにバックから横三角→腕十字と仕掛けたロバートソンだが、防がれて下になるロバートソン。亀に。ガードに戻したが、サントスが密着したまま肘を入れていく。ホーン。
2Rも上から攻めた時間の長さでサントス。
3R。タックルを切られたロバートソンだがギロチンで引き込み。勝負をかけたが首を抜かれてハーフで押さえ込まれる。ガードに戻すとまた腕十字を狙おうとするが、サントスは密着したまま肘を入れて攻める隙を与えない。ロバートソンガードから抱え十字。しかし足でロバートソンの体をまたいで外したサントス。肘を入れてサイドを取ったサントス。亀になったロバートソン。バックからチョーク。正対し外したロバートソンだがその瞬間にタイムアップ。
30-26×2、29-28の3-0でサントス勝利。
最初の引き込みからのロバートソンの仕掛けを凌いだことで、グラウンドになっても上からなら十分勝負できると判断したサントスが、テイクダウンから密着したままの打撃で削り続けて勝利。
ロバートソンは逆に1Rで下からの仕掛けを凌がれた時点で2R以降は展開を変えなければいけなかったが、結局同じ展開のまま判定負けしてしまった。