【TTFC09】勝負の決めどころでの殺傷能力が倍増。工藤諒司が健斗デリカットをパンチのラッシュで仕留める

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【写真】右目の上を少し腫らしていたが、完勝でリベンジを達成した (C)MMAPLANET

20日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで開催されたTribe Tokyo Fight Challenge 09レポート最終回は、メインで組まれた修斗公式戦ライト級3回戦=工藤諒司✖山本健斗デリカットの一戦をお送りしたい。

キャリア唯一の敗北を喫した相手、健斗デリカットにリベンジを誓った工藤。現在6連勝中の相手を返り討ちし再び上昇気流乗りたい山本の再戦は──短期決着を見た。

<ライト級/5分3R>
工藤諒司(日本)
Def.1R4分28秒by TKO
山本健斗デリカット(日本)

サウスポーの健斗デリカットの右ジャブを叩く工藤が左ローを蹴る。右ローを返した健斗デリカットが右に右を合わせていく。続いて左ハイを蹴り、左フックで前に出ると、工藤も左から右を伸ばす。

大きな軌跡を描く健斗デリカットのパンチと、より直線的な工藤のパンチが交錯し、踏み込んだ健斗デリカットの左が工藤の顔面を捕える。ケージ際を回って間合を取り直した工藤は左ジャブで、波状攻撃を受けないように間を取ることに成功する。

健斗デリカットは勢いをつけ、距離を詰め工藤の右にも左&右を返し、左に回った工藤がローを蹴る。ケージ中央を取った工藤は右ストレートを入れ、後ろ回し蹴りから右ミドルと距離とタイミングを掴んできたような動きが増える。

健斗デリカットも左ミドルを返すが、蹴り終わりに右を当てた工藤は右ローを見せてダブルレッグを繰り出す。尻もちをつかされた健斗デリカットが背中を譲ってスクランブル、工藤は自らリリースして打撃の間合いへ。

流れが悪くなってきた健斗デリカットの左ミドルに右を合わせ、前進に右ミドルハイを工藤は蹴っていく。ついにはドタバタした感が出てきた健斗デリカットだが、リズムを戻すためにも手を出していく。しかし、左フックに右を合わされ、続く左で後方にダウン。

鉄槌を受けながらシングルに出た健斗デリカットをいなしてバックについた工藤は、立ち上がり際にパンチを集中させて右を打ち抜き、KO勝ちを決めた。

「山本選手、再戦を受けていただきありがとうございました。今日、大阪まで応援に来ていただいた方々、本当にありがとうございます。皆のおかげで勝つことが出来ました。僕は小さな頃から空手、レスリング、柔道とやってきたのですが、大した結果も残せず、そこそこ強いとは言われても中途半端な形で今まで終わってきて。僕には総合格闘技しか今はないし、このまま総合格闘技で大きな花を咲かせたいと思っているので、チャンスを下さい。宜しくお願いします」と勝者はマイクで話した。

明確に勝負所での破壊力が増している工藤。現状、ONE Warrior Seriesと契約をしているが、修斗環太平洋フェザー級チャンピオンSASUKEとの対戦はあるのか──。


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