UFC on ESPN20:第11試合・ロクサン・モダフェリ vs. ヴィヴィアニ・アロージョ

女子フライ級。ロクサン8位、ヴィヴィアニ9位。

日本育ちのロクサンは二度にわたるTUFの出場から、フライ級王座決定トーナメントでは、準決勝で敗退したものの、代役で王座決定戦出場のチャンスをつかむなど、世界的な知名度を獲得しているが、フライ級でのUFC戦績は4勝4敗の五分。ただし2敗は相手が体重オーバーしていた。グラップラーで打撃もかなり向上しているものの、打撃勝負にこだわるあまり、スタンドの展開に終止して判定負けしてしまったこともある。

ストロー級クイーン・オブ・パンクラシストのヴィヴィアニは、UFCでは結局フライ級に骨を埋める模様。UFC3勝1敗で、敗れたジェシカ・アイ戦では、やはり上の階級から落としてきた選手との体格的不利を感じさせた。柔術も黒帯だが、パンクラスでの三浦彩佳戦や藤野恵実戦で、パンチでボッコボコにした印象が強い。

打撃戦。ロクサンもパンチを打ち込んでいく。ヴィヴィアニの左アッパーがヒット。ジャブをもらうロクサン。ロクサンも打撃で真っ向勝負しているが、パンチがほとんどヒットしていない。前に出てパンチを打ち込もうとしたところに右フックを引っ掛けられ膝をつくロクサン。すぐ立った。ロクサンのパンチをかわしながらヴィヴィアニがパンチを打ち込む。残り45秒で組み付いたロクサン。ボディロック。ケージに押し込むが、ヴィヴィアニが逆にわきをくぐってバックに回り前に倒す。ハーフバックからチョーク。そのまま絞めるが、真後ろについていないので深くは入っていない。ホーン。

1Rヴィヴィアニ。

2R。ヴィヴィアニのジャブをもらいぐらついたロクサン。沈み込んでタックルに入ったロクサン。シングルレッグ。しかしヴィヴィアニは切るとまたスタンドでバックに回る。正対して離れたロクサン。愚直に打撃勝負をするロクサンだが明らかに差がある。パンチからタックルに切り替え、一瞬ヴィヴィアニが焦った様子を見せたが切られた。残り40秒で今度はヴィヴィアニがダブルレッグ。テイクダウン。サイド。固めて肩パンチ。ホーン。

2Rヴィヴィアニ。後がないロクサン。

3R。ロクサンなおもパンチで出ていくがかわされる。タックル。テイクダウン。バックに付くが、ヴィヴィアニ立つとケージ際に移動し正対。逆にボディロック。離れた。パンチ連打で出たロクサン。まっすぐ下がったヴィヴィアニを追いかけてパンチがヒットするが、距離を取って凌いだヴィヴィアニ。勝ち逃げなのか疲れ7日、このラウンドは流しているヴィヴィアニ。ロクサンが組み付こうとするが、逆にケージに押し込まれる。離れた。残り1分。パンチで出たロクサンにタックル。テイクダウン。ロクサンのガード。腕十字を狙うが読まれている。パスw下ヴィヴィアニ。そのままサイドで固める。タイムアップ。

30-27×2、30-26の3-0でヴィヴィアニ勝利。

10-8つくラウンドはないと思ったが、全ラウンド通してヴィヴィアニが攻勢。ロクサンは打撃でもタックルでも崩すことができなかった。

タイトルとURLをコピーしました