UFC on ESPN+42:第10試合・マイケル・ジョンソン vs. クレイ・グイダ

ライト級。

ライト級でトップランカーだったジョンソンだが、ヌルマゴに一方的にやられ、ゲイジーUFCデビュー戦では激戦の末にKO負けしたのを期にフェザー級に転向。が、初戦で中堅のダレン・エルキンスにまさかの逆転一本負け。その後は連勝したが、全体的に細くなりすぎ、ライト級時代のパワフル差は影を潜めてしまった。ジョシュ・エメットにKO負けし、再びライト級に戻したが、初戦でスティービー・レイにまさかの判定負け。前戦はチアゴ・モイゼスに1Rはリードしていたが、2Rに引き込みからのストレートフットロックというまさかの攻めでタップし3連敗。かつてダスティン・ポイエーをKOしたパンチ力はもう戻ってくることがないのか。まだ34歳だが、追い詰められている。

対するグイダも一度フェザー級に落としてからライト級に戻している選手で、39歳で戦績55戦。UFC30戦目は歴代7位タイ。MMAキャリア18年目の大ベテラン。ライト級に戻してからはジョー・ローゾン、BJ・ペン、ジム・ミラーといった同じベテラン勢とのマッチメイクが多くなっているが、現在2連敗中。トレードマークの長髪は、かつてUFCのゲームに出る際に再現できないので切るように言われたものの、出演料1万ドルを蹴って拒否したという逸話を持つ。が、その長髪の毛量が減るのと比例するように、試合でも武器の運動量が減りつつある。

グイダパンチで出る。ジョンソン下がりながらパンチを合わせるが、グイダガンガンパンチで攻めていく。右ハイ。グイダタックルに。シングルレッグ。テイクダウン。体を起こしたジョンソンの首をギロチンに抱えたが、ジョンソンケージを使って立った。グイダ手を出しているがフットワークがなくなった。パンチで攻めるグイダにジョンソンも打ち返すが、グイダの右がヒット。ホーン。

1Rグイダ。

2R。グイダタックル。テイクダウン。寝かされずにケージで立つジョンソンになおもタックル。こらえて立ったジョンソンだが、グイダすぐに間合いを詰める。アッパーを打ち込んだジョンソン。グイダタックル。ケージでこらえるジョンソン。離れるとジョンソンが逆にタックル。グイダこらえた。足が止まっているグイダだが、ジョンソンも疲れがあるか残り40秒でグイダまたタックルで押し込み。こらえるグイダ。ホーン。

2Rもグイダか。

3R。グイダシングルレッグ。ケージでこらえるジョンソンだが、切りきれずに座った体勢に。両足フックしバックマウント。チョーク。引き手を掴んでギリギリこらえるジョンソンだが体を伸ばされている。外した。しかしバックキープしつづけるグイダ。ジョンソン抜け出せない。タイムアップ。

三者フルマークでグイダ勝利。

しんどい展開を制したグイダ。判定を待つ間も、インタビュースペースでコメントをする間もフットワークを続けているが、さすがに試合中のフットワークは全盛期より落ちている。それでも執念でテイクダウンを奪い勝利した

ジョンソンは打撃がヒットする場面もあったが、グイダのしぶとさに負けた。攻めているグイダと一緒にスタミナ切れしてしまった。

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