UFC on ESPN+42:第9試合・アレッシャンドリ・パントージャ vs. マネル・ケイプ

フライ級。パントージャ5位。

パントージャはUFC6勝3敗。公式戦ではないが、TUFのフライ級王座決定トーナメントでは、準決勝でチームメイトの扇久保と対戦し、テイクダウンを奪われる展開で判定負けしている。一方、同じく現RIZINファイターの佐々木憂流迦には、1Rでバックを奪ってのチョークで一本勝ち。現王者フィゲイレードには王座戴冠前に判定負け。前戦はABCフライ級王者アスカー・アスカロフに判定負け。長いリーチを活かした打撃と組技どちらもできる。

RIZINバンタム級王者のケイプはUFCデビュー戦。UFCとの契約が発表されたのが昨年3月。負傷欠場や新型コロナウイルス感染による相手の欠場により、UFC初戦まで10ヶ月かかった。層が薄いフライ級のため、デビュー戦即ランカーとの対戦というのは珍しくないが、ランキング5位相手というのはやはり評価が高い。共通する相手との試合で言えば、佐々木憂流迦にはテイクダウンされ固められ、削られての判定負け。その後の試合ではテイクダウンされたままの試合はないが、弱点が克服されたかはいまだ未知数。

間合いを詰めるのはパントージャ。ケイプ距離を取る。プレスするパントージャ。パンチから組もうとしたが引き剥がすケイプ。ロー、ミドルを入れたパントージャ。ケイプはジャブ。サークリングし様子を見ている。タックルに来たパントージャにパンチを合わせる。パントージャはカーフキック。左足にカーフをもらいサウスポーにスイッチしたケイプ。ここまで手が出せていない。右を打ち込んだパントージャ。インロー。ミドル。パンチを打ち込む。ケイプ出ないのか出られないのか。ここまではずっと受け身の展開。残り30秒でセンチャイキックを見せたケイプだが下になる。パントージャ上からパウンド。ケイプの立ち際に膝。かなり微妙なタイミングだがギリ合法か。ホーン。

1Rパントージャ。

2R。カーフキックを入れるパントージャ。カットしていないケイプ。ケイプもカーフキックを返す。1Rよりは下がらないケイプだが、やはり手が出ない。パントージャも見ていてお見合いに。ミドルを入れるパントージャ。前蹴り。ワンツー。返したケイプにパントージャも打ち返す。またロー。パントージャの右がヒット。ケイプも前に出てきた。パントージャはミドル。ケイプ飛び込んで左を打ち込むが浅い。残り1分。ケイプ飛び膝。パントージャは右ミドル。残り20秒でケイプがタックル。タイミング良く入りバックに回る。パントージャスクランブルで脱出。またタックル。倒したが押さえ込めず。

2Rはヒット数に差がないのでテイクダウンでケイプに入る可能性もあるか。

3R。両者なかなか入っていけない。パントージャのタックルは切る。パントージャは右ミドル。パンチの連打で出る。ケイプ下がらないが、やはり手数が足りない。右ハイがヒットしたが効いてないアピールするケイプ。手数が増えてきたケイプだが倒すには至らない。残りわずかでタックルに入ったケイプ。バックに回るがパントージャスクランブルで脱出したがケイプまたタックル。スタンドでバックに付いたがタイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0でパントージャ勝利。マネル・ケイプUFCデビュー戦は黒星。

Alexandre Pantoja def.  Manel Kape :: UFC on ESPN+ 42 :: MMA Decisions

メディアのジャッジは若干30-27がいるがほぼ29-28で、実際のジャッジとほぼ同じ評価に。ケイプに入れたラウンドは3R。2Rはテイクダウンしてもきっちり押さえ込んだわけでもなく、そこからの攻撃もなかったので評価されないか。

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