ハビブのいとこ・ヌルマゴメドフ3号は、24歳でMMA12戦全勝。Fight Nights GlobalやPFLに出場経験がある。4月にUFCデビュー予定だったがイベントが新型コロナでキャンセルになり、7月の試合はコーチであるハビブの父が亡くなったために欠場、10月に組まれていた試合は体調不良で欠場したため、1年以上のブランクに。ファイトスタイルはいとこと同じレスリングベースだが、スタンドでの打撃も強い。
カザフスタンのモロゾフはMMA16勝3敗の31歳。M-1チャレンジでバンタム級王者となっている。最後に敗れた相手は、現在UFCデビューし3連勝中のモフサル・エフエロフ。こちらもレスリングベース。
ハビブ同様、パパーハをかぶって入場するウマー。
アップライトでムエタイの構えのウマー。ステップもストライカーのよう。蹴りを放っていく。突如タックルに入ったウマー。ドライブしてバックに回るとスタンドでモロゾフの背中に乗る。モロゾフがケージ際まで移動すると降りたウマーだが、投げて寝かせようとする。足のフックは許さずスクランブルで逃れたモロゾフ。立った。スタンド。モロゾフが打撃で出ていく。ジャブ。ウマーワンツー。蹴りを放ったウマーだがモロゾフ組み付いた。しかし引き剥がすウマー。また蹴りを入れていく。ハイ。ワンツーから右ハイ。ウマーまたタックル。テイクダウン。バックに回り今度は両足をフックしてバックマウントを取ったウマーだが、残り10秒の拍子木。ホーン。
1Rウマー。鋭いタックルが決まっているが、モロゾフもその先は攻めさせない。
2R。ウマーの左ハイがヒット。モロゾフふらついている。すかさず距離を詰めたウマーがバックからパンチの連打を打ち込む。正対して離れたモロゾフ。ハイ、ミドルを打ち込むウマー。またタックル。切れずに倒されたモロゾフだが、押さえ込まれる前に立つ。背中を向けたモロゾフを追いかけて背中に乗ったウマーだが、股下から抜けたモロゾフ。ウマーすかさずまたタックルからバックに回る。スクランブルで脱出しようとしたモロゾフだがウマーが両足をフックしバックマウント。四の字バックから仰向けにしてチョーク!抵抗していたモロゾフだが落ちた!
打撃のレベルはハビブより上で、もちろんレスリングも強いウマー。すぐにランカーと見たい。