UFC on ESPN+43:第11試合・チャールズ・ロサ vs. ダリック・ミナー

フェザー級

ATT所属のロサは2014年にUFCデビューして以来、負け勝ちを繰り返してここまで4勝4敗。欠場が多く試合数が少ない。2017年に首を負傷した際には医師から引退勧告されたが復帰を果たした。柔術黒帯で13勝中8つの一本勝ちがあり、半分が腕十字での勝利。前戦はライト級での試合だったが、今回からフェザー級に戻している。

ミナーはUFC1勝1敗。コンテンダーシリーズでは敗れたが、昨年3月に欠場選手の代役としてUFCデビュー。グラント・ドーソン相手にギロチンを何度も仕掛けたが、逃げられ逆にチョークで一本負け。2戦目はパンクラスでデビューし、22歳でUFCデビューを決めた期待のTJ・ララミーとの対戦で、またもギロチンで引き込んだが今度はきっちりとタップを奪いUFC初勝利。25勝中、一本勝ちが22試合もある極め技師だが、一方でローカルでの敗戦が10試合もあり、一本負けも多い。

プレリムでもいいような試合だが、セミ前で組むなら前のオレイニク vs. ドーカスの試合で良かったのでは。

組んだミナーが首相撲から膝。離れた。ロサカーフキック。ミナーがパンチから出てクリンチアッパー。前に出て蹴りを入れたロサだが、キャッチしてシングルレッグで倒したミナー。ロサ立つがボディロックからテイクダウン。マウント。ハーフからガードに戻すロサ。ハイガード。サバいてパスしようとするミナーに足関を狙うロサだが、押さえ込んで外した。亀になったロサ。正対しるがニアマウント。ミナー肩固め。しかしディフェンスしたロサ。アンクル。ミナーボディにパンチを打ち込み抵抗。ホーン。

1Rミナー。レベルはともかく、グラウンドで動きがあり面白い試合。

2R。ミナーがパンチ連打で出る。ヒットして倒すとバックマウント。正対したロサだがマウントに。肩固め。肘を立ててディフェンスしているロサ。外れた。ケージを蹴ってマウントを脱出したロサ。ミナーが上をキープするが、ロサ下から腕十字狙い。腕を引き抜いてバックに回ったミナー。正対しガードを取ったロサだが、すぐにパスしてマウント。肩固めを狙ったが位置が悪い。ハーフに戻すロサ。背中を向けて立つと、そのままおぶさるミナー。後方に倒れるロサにミナーはマウントに行こうしまた肩固め。サイドに出て絞める。肘を立ててガードに戻して外したロサがカウンターの腕十字。しかしまた腕を抜かれた。ミナーが肘を入れるがロサまた腕十字。入りかけたがホーン。

2Rもミナー。

3R。パンチで出るミナー。ロサ組もうとしたが押し倒される。ハーフ。首を抱えてギロチンを狙うミナー。ガードに戻して外すロサだがミナーは担ぎパスへ。亀になったロサが立つとキムラを狙う。が、ミナー防ぎつつマウント。そのまま上四方に回り外したが、ロサがガードに戻す。また担ぎパス。ロサの腕十字は肘が抜けている。オモプラッタに移行したロサ。また腕十字へ。が、腕が抜かれている。また上四方に回るミナー。ロサ亀に。立とうとしたがミナーバックマウントへ。残り1分。ハーフバック。ロサがバックのミナーにパンチを入れるがタイムアップ。

判定30-26、29-27、30-27の三者三様の3-0でミナー勝利。

テイクダウン・ポジションを奪って仕掛け続けたミナーが完勝。ロサも不利な体勢から何度も腕十字を狙っていったがすべて対応された。

タイトルとURLをコピーしました