UFC on ESPN+43:第8試合・アンドレイ・アルロフスキー vs. トム・アスピナル

ヘビー級。

元王者アルロフはこれがMMA50戦目。UFCでの33戦と19勝はともにヘビー級史上最多(14敗も最多)。判定勝ち8回も2位の5回を引き離して単独トップ。5連敗と4連敗が過去にあり、限界説を囁かれながらも、現在はノーランカー相手に2連勝中。しかしフィニッシュ勝利からは6年間遠ざかっていて、勝っても盛り上がらない内容になってしまっている。

アスピナルはボクシングヘビー級王者のタイソン・フューリーのスパーリングパートナーで、昨年7月のUFCデビュー戦は45秒KO勝ち。10月の2戦目は直前の代役で契約した元HEAT王者アラン・ボドウにタックルからテイクダウンを奪ってマウントからのパウンドでKO勝ちしたが、これは相手のレベルが低すぎた。オッズはアスピナル優勢だが、まだまともな相手とやっていないだけに何とも言えない。

間合いを詰めてパンチを打ち込むアスピナル。アルロフが飛び出すとカウンターを合わせる。ケージまで下がらせられるアルロフ。カーフキックを入れたアスピナル。ワンツーがヒット。アスピナルチャンスと見てラッシュ。ケージに張り付けにしてパンチ連打。頭を抱えたアルロフに右ボディ連打を打ち込む。クリンチして凌ぐアルロフ。離れた。アルロフが左右のパンチを打ちながら出ると、アスピナル組み止めてケージに押し込む。離れた。アルロフがパンチをヒットさせたがホーン。

1Rアスピナル。

2R。アスピナル虚を突いてタックル。テイクダウン。ケージ際で尻もちをついたアルロフのバックに回るとチョーク。タップアウト。

意外な一本決着。ランキング手前の門番・アルロフに快勝し3連勝としたアスピナル。アルロフはテイクダウンは意表を突かれたのかもしれないが、その後のチョークからのタップは随分とあっさりしていた。

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