UFC on ESPN+44:第3試合・サビーナ・マゾ vs. アレクシス・デイヴィス

女子バンタム級。デイヴィスはフライ級の11位だが、この試合からバンタム級に戻す。

UFCデビュー戦でマリーナ・モロズにMMA初黒星を喫したマゾだが、その後3連勝中。長身で首相撲からの膝が武器。前戦では3Rに右ハイでダウンを奪い、すかさずバックに回ってチョークでタップを奪って一本勝ち。まだ23歳。

デイヴィスはUFCデビューから3連勝し、ロンダのタイトルに挑戦したが、女子タイトル戦史上最短KOとなる16秒で敗れ何もさせてもらえず(タイトル戦の最短フィニッシュはロンダが次の試合でキャット・ジンガーノ相手に14秒で腕十字を極め更新)。その後産休のブランクを挟み、フライ級制定とともに階級を下げたが、初戦はバンタム級時代に勝っているリズ・カモーシェに判定勝ちしたものの、そこから3連敗。再びバンタム級に戻している。一本勝ちが多いグラップラーだが、UFCでは6勝のうち5つが判定。

ジャブを入れていくマゾ。ミドルをキャッチしてテイクダウンしたデイヴィス。ガードから腕十字を狙ったマゾだがデイヴィスクリアしてパス。サイド。亀になったマゾからハーフバック。両足フックしフルバックに。仰向けに。反転しようとしたマゾだがバックキープするデイヴィス。残り1分。チョークは防いでいるマゾ。反転を狙ったところでデイヴィスはマウントに移行。マゾすぐまた回転したがついていってバックマウント。パウンドを入れる。ホーン。

1Rデイヴィス。グラウンドではかなり差がある。

2R。またジャブを入れていくマゾ。デイヴィスは蹴りを入れていく。カーフキック。マゾは蹴りが出せなくなっている。ジャブは当てているが。両者スタンドでの打撃戦が続く。残り30秒でまたミドルを捕まれテイクダウンを許す。ガードを取るマゾ。ホーン。

2R手数がほぼ五分。最後のテイクダウンでデイヴィスの印象が良いが。

3R。序盤に放ったミドルをキャッチされ倒されたマゾ。下から足関を狙ったがデイヴィス足を抜くと上から押さえる。反転して上になろうとするマゾだがデイヴィス下にならない。マゾのガードに。肘を入れるデイヴィス。マゾ腕十字狙い。が、腕を抜かれた。デイヴィスバックマウント。マゾ逃れることができないまま、凌ぐだけの時間が続く。最後まで正対させずにタイムアップ。

30-27×2、30-26の3-0でデイヴィス勝利。

オッズではアンダードッグだったが、グラウンドポジショニングの強さで完勝。マゾは倒されてからリカバリーさせてもらえず、良さを全く出させてもらえなかった。

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