UFC260:セミファイナル・タイロン・ウッドリー vs. ヴィセンテ・ルケ

ウェルター級。ウッドリー7位、ルケ10位。

一時は安定王者だったウッドリーだが、タイトル陥落から3連敗中。それもすべてスタンドでプラスされ下がってケージを背負い続けるという展開。前回は4Rまですべて取られ、5Rにテイクダウンされた際に肋骨を痛めてTKO負け。打撃の手数が極端に減っており、判定で負けが確定しても戦法を変えようという姿勢も見えなかった。果たして戦う心は戻っているのか。

ルケはUFC戦績12勝3敗のハイアベレージで、11勝中判定が1度しかないフィニッシャー。UFCでたまにいる、連勝してフィニッシュもしているのになかなかチャンスが与えられない選手の一人で、ランカーとの対戦がないまま6連勝してようやくスティーブン・トンプソンとの試合が組まれたが、打撃で劣勢となり、判定で完敗。するとそこからまた2試合ノーランカーとの対戦になったが、2試合ともKO勝ちし、ようやく2度目のランカーとの試合が組まれた。ストライカーだが極めも強い。

いきなりタックルに入ったウッドリー。ケージに押し込む。が、受け止めたルケが入れ替えて逆に押し込む。また入れ替えるウッドリーだが引き剥がして離れたルケ。ウッドリー、パンチを打ち込んでいく。積極的に打撃を入れていくがタックル。しかしルケ呼んでいて受け止めるとケージに押し込んでいく。ボディに膝を打ち込むウッドリー。ルケはボディブロー。差し替えして離れるルケ。ウッドリーの右がヒット。一瞬ぐらついたルケだが、ルケの右が今度はヒットして効いた!足元がふらついているウッドリー。ルケが追い打ちに来るがパンチを出して凌ぐ。が、足元が崩れて亀に。ルケダースチョーク。がっちり入りタップアウト!

今日は攻めていたウッドリーだが、攻めていただけにパンチを貰って効かされてしまった。そこから凌がせずに仕留めきったルケが見事。

ウッドリー、内容は悪くなかったが、4連敗だし引き際か…。

タイトルとURLをコピーしました