UFC260:第2試合・シェーン・ヤング vs. オマール・モラレス

フェザー級

ニュージーランドのシティキックボクシングに所属しているヤング。マオリ族の血を引いている。UFCデビューからは2勝2敗で、デビュー戦は現王者のヴォルカノフスキーに判定負け。そこから2連勝していたが、前回はUFCデビュー戦のルドヴィート・クレインに1RKO負けしている。

サンフォードMMA所属のモラレス。幼少期から実家の空手道場で鍛え、キックの経験もあるストライカー。MMA全勝でUFCと契約し、UFCでも2連勝していたが、昨年10月の3戦目はキック世界王者のギガ・チカゼにダウンを奪われ判定負けでMMA初黒星。ベネズエラ出身の35歳。

牽制の打撃戦。両者間合いに入らない。2分すぎ、ヤングが間合いを詰めてきた。出てきたところにモラレスがテンカオをボディに入れるが、かまわず組み付いたヤング。しかし脇を差されている。モラレスがスタンドでバックに回ると投げた。すぐ立つヤング。なおもバックを取っているモラレスだが、ヤング正対し押し込む。肘を入れて離れた。ほぼ攻防がないまま残り30秒。ヤングがプレッシャーを掛けていく。またタックル。ケージに押し込む。離れ際にパンチを入れたモラレス。ホーン。

ほぼ差がないラウンド。押し込んでいた時間の長さではヤングだがそれほどの差ではないし、モラレスのテイクダウンもすぐに立たれていた。有効打のヒット数は両者ともに一桁。

2R。モラレスのろーをキャッチしてテイクダウンしたヤング。押さえ込むが、モラレス下からスイープで起き上がると立って離れる。パンチで出ていくヤング。モラレスはジャブで迎撃。ボディストレートを入れたヤング。お互い単発の打撃戦のまま残り1分。モラレスのパンチがヒットすると、そのまま追いかけてパンチを当てる。ヤング距離を取る。終盤圧を強めたモラレス。追いかけてハイキック。ホーン。

2Rモラレス。

3R。フィニッシュが必要かもしれないヤングがプレッシャーを掛けていく。一方のモラレスも1Rを取ったかわからないので責が必要。四つに組んだヤング。ケージに押し込む。タックルに。シングルレッグで崩してバックに回ろうとするが、逆にモラレスがボディロックすると投げてテイクダウン。ヤング下からタックルに入る。モラレスがぶると離れてスタンドへ。ジャブを入れていくモラレスにヤングはまたタックルで押し込み。引き剥がしたモラレス。ヤングまたプレスしていくが、モラレスはサークリング。残り1分。モラレスの右がヒット。ヤング出ていくがモラレスのパンチを貰う展開に。モラレスの右ハイをかいくぐってタックルに入ったヤングだが時間がない。膝を入れて離れたモラレス。タイムアップ。

三者フルマークでモラレス勝利。1Rもモラレスか。

接戦だったが、2R終盤にしっかり印象づけてラウンドを取ったモラレス。その分3Rも余裕を持って戦えていた。

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