UFC260:第3試合・モデスタス・ブカウスカス vs. ミハエル・オレクシェイチュク

ライトヘビー級。

リトアニア生まれ・イギリス在住のブカウスカスは昨年7月にUFCデビューし、ブラウン肘連打で1R終了後TKO勝ちしたが、2戦目はサム・グレコの弟子ジム・クルートにスタンドのパンチでダウンを奪われKO負け。バックボーンのキックではイギリス王者になっている。27歳。

オレクシェイチュクもまた前戦でクルートに1Rで敗れている。UFCデビューから3試合連続でKO勝ち(ただし、デビュー戦は後に禁止薬物が検出され、ノーコンテストに変更の上2年の出場停止となっている)していたがOSPのヴォンフルーチョークで一本負けしたのに続いて、クルートには開始と同時にタックルで倒され、一度離れたもののまたすぐタックルからテイクダウンされキムラで一本負け。打撃は強いが寝技には穴があるか。まだ26歳。

間合いを詰めていくオレクシェイチュク。ブカウスカスタックル。切った。ブカウスカスのパンチがヒット。さらに連打を入れる。ブカウスカスが右を入れるがオレクシェイチュクもカウンターを一発ヒット。また間合いを詰めるオレクシェイチュク。入ってくるところにジャブ、前蹴りで止めるブカウスカスだが、プレッシャーに圧されてケージ際をサークリング。残り1分。ボディにバックキックを入れたブカウスカス。右ハイ。ホーン。

1Rややブカウスカス。

2R。また前に出ていくオレクシェイチュク。オーバーハンドの左を打ち込む。ガードされたがさらに左フック。バランスを崩したブカウスカス。詰めていくオレクシェイチュク。ブカウスカスは距離を取りながらパンチを入れる。入ってくるところにカウンターの肘。ヒット数が五分のまま残り1分。バック肘を入れたブカウスカスだがオレクシェイチュクそのまま組み付いた。しかし引き剥がすブカウスカス。残り2お秒でヒット数は五分だったが、ブカウスカスが一気にギアを上げてラッシュ。後退するオレクシェイチュク。ホーン。

2R終盤の攻めでブカウスカス。

3R。パンチから胴タックルに入ったオレクシェイチュク。しかしケージでこらえるブカウスカス。オレクシェイチュクが出ていくが、距離を取りながらパンチを入れるブカウスカス。オレクシェイチュクのパンチも単発ではヒットしている。左ボディ。ブカウスカス後退。残り45秒。オレクシェイチュクシングルレッグ。ケージに押し込むが離れた。残りわずかで手数を増やすブカウスカス。タイムアップ。

29-28オレクシェイチュク、29-28ブカウスカス、29-28オレクシェイチュク。スプリットでオレクシェイチュク勝利。

ヒット数では僅差ながら全ラウンドブカウスカスだった。特に終盤ラッシュで印象づけただけに、ブカウスカスの勝ちかと思ったが。

メディアのジャッジもほぼブカウスカス。

mmadecisions.com

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