UFC260:第4試合・ジャレッド・グッデン vs. アブバカル・ヌルマゴメドフ

ウェルター級。

昨年11月にUFCデビューしたグッデンは、ベテランのムエタイストライカー・ジョーバン相手に打撃で攻めて行ったがヒット数の差で判定負け。27歳で17勝5敗。試合前のインタビューで「ヌルマゴメドフと聞くとゲイポルノを思い浮かべる」とアブバカルだけでなく一族のファイトスタイル全体を侮辱するコメントをして物議を醸した。

昨年11月にUFCデビューしたハビブのいとこ・アブバカルだが、タックルからテイクダウンし、インサイドからパウンドを落としたところに三角絞めで捕まるという初歩的な攻めで1R一本負け。グラップリング一家とは思えない失態を演じてしまった。セコンドにはハビブがついている。

ノーガードの構えからジャブで牽制するグッデン。組み付こうとしたアブバカルだが引き剥がす。静かな展開。グッデンのパンチにアブバカルがワンツーを返しヒットしたアブバカル、パンチからタックルに入るがグッデンケージでこらえると引き剥がす。間合いを詰めて行くアブバカル。両者警戒したまま。残り10秒の拍子木に合わせて連打を入れるグッデン。ホーン。

1Rややアブバカル。

2R。手数を増やしてきたグッデン。アブバカルのパンチは上体を動かしてかわす。グッデンボディブロー。組もうとしたアブバカルだが引き剥がされる。しかし追いかけてプレッシャーをかけるアブバカル。ハイ。ケージに詰めて首相撲から肘を入れた。離れるグッデン。パンチの手数を増やしてきたアブバカル。ジャブ。ワンツー。左ハイ。ホーン。

2Rもややアブバカル。

3R。タックルに入ったアブバカル。切ろうとしたグッデンのバックに回る。スタンドでバックを取った体勢から投げた。しかしすぐ立ってケージで正対するグッデン。アブバカルまたタックル。今度は切れずに下になったグッデン。ガードから頭部に肘を入れていくグッデン。インサイドからボディロックしているだけのアブバカル。下からキムラを狙おうとしたグッデンだが、それに合わせてハーフにしたアブバカル。が、まだ押さえ込むだけ。押さえ込みながらボディにコツコツパンチ。グッデンも下からボディにコツコツパンチ。ハーフの足を抜こうとするが二重絡みで抜けない。グッデンもこのまま終わると微妙だが…。上下でコツコツ合戦のままタイムアップ。終了後健闘を称える両者。

三者フルマークでアブバカル勝利。

押さえ込んでいただけの3Rもアブバカルか。まあ下のグッデンも押さえ込まれていただけだったが。

UFC初勝利をあげたアブバカルだが、テイクダウンがあまり強くなく、倒してもヌルマゴのように漬けながら殴るのではなく、ただ漬けるだけなので、今後厳しそう。

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