UFC260:第1試合・マルク・アンドレ・バリオー vs. アブー・アツァイター

ミドル級。

バリオーはストライカーだが、UFCデビューから3戦は組み付かれる展開で3連続判定負け。てっきりリリースされたかと思ったが、昨年6月にコロナ禍で同じく3連敗中のオスカー・ピエホタと対戦。パンチでダウンを奪ってパウンドでKO勝ち。が、試合後に禁止薬物のオスタリンが検出されノーコンテストに。しかし意図的に使用した証拠が見つからなかったとして、出場停止は半年に短縮されている。

ドイツのアブー・アツァイターは2018年に地元ドイツ大会でUFCデビュー。地元枠としていきなりメインカード扱いで、UFC3勝2敗のヴィトー・ミランダに寝技で攻め込まれる場面もあったが、スタンドの打撃で上回り判定勝ち。元キックボクサーで、K-1ヨーロッパ王者の肩書を持つ。しかしそこから2年半のブランク。その間、弟のオットマン・アツァイターもUFCデビューし、2連続KO勝ちしている。

パンチで出てタックルにつなげたアツァイター。入れ替えたバリオーが膝を入れるがローブローに。再開。またパンチで出ると組んでケージに押し込むアツァイター。首相撲から膝。さらにクリンチアッパー連打。バリオーがケージに押し込むが、アツァイターがクリンチアッパー連打で引き剥がす。またパンチで出るアツァイター。押し込んでパンチを打ち込んでいくアツァイター。離れた。左右のフックを振り回すアツァイター。バリオー組んでケージに押し込むが引き剥がす。バリオーが積極的にパンチ・ローを打ち込む。ホーン。

1Rアツァイター。

2R。バリオー出てきた。アツァイターも入ってくるところにパンチを合わせていく。お互いガツガツパンチを入れていく。アツァイターが首相撲からクリンチアッパー。一瞬ぐらついたバリオー。組んで凌ぐとまた打ち合う。アツァイタータックルに。ケージでこらえるバリオー。アツァイターが投げを狙ったが倒しきれず。また離れて打ち合い。両者ノンストップで打ち続けているので疲れてきた。アツァイターのハンドスピードが落ちてる。バリオーがワンツーを入れて出る。ケージを背負ったアツァイター。足を止めての打ち合い。バリオーが手数で上回っている。ホーン。

2Rバリオー。

3R。バリオーがパンチで出るとまたケージを背負ったアツァイター。バリオーパンチ連打を打ち込む。アツァイタータックル。切ったバリオー。アツァイターがマウスピースを吐き出し、拾おうとしたところでアッパーをもらい、さらに圧されて倒れる。パウンドで打たれながらマウスピースをアピールするアツァイター。動きが止まったところでレフェリーがマウスピースをはめさせて再開。ハーフからパウンドを入れるバリオー。打ち込みながらマウントへ。肘。アツァイターは逃れる体力がない。亀になるとバリオー離れたが、スクートから簡単にパス→マウント。残りまだ2分。パウンド。アツァイター亀になりバックマウント。バックからパウンド。またマウントに戻る。またパウンド連打。亀になったアツァイター。腕を脇に挟んで返そうとしたアツァイターだが、返せずマウントにパウンド連打。残り5秒でレフェリー止めた。

もっと早く止めて良かった。リプレイで見ると、3Rにアツァイターがマウスピースを吐き出したところでレフェリーが止めに入っている。その前にバリオーがパンチを打ち込むと流していたが。だったらなぜ止めようとした?あの状態で自らマウスピースを吐き出したからって止めるのはおかしい。

1Rは劣勢だったバリオーだが、久々の試合だったアツァイターのスタミナ切れに乗じて攻め続けてUFC5試合目でようやく勝ちのレコードがついた。

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