<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
Def.2R2分24秒by KO
デメトリウス・ジョンソン(米国)
まず右ローを蹴ったDJ、ミキーニョは左右に回り距離を取る。スイッチするDJは右オーバーハンド、右フックを繰り出す。射程距離の外にいるミキーニョが右ミドルハイを繰り出す。DJは左リードフック、ローを蹴られて前に出る。跳ねるようなステップ王者は組まれてヒザを腹に2発受けるも、ここは離れて右ハイを狙う。
DJが圧を高めるなか、ミドルを蹴ったミキーニョがテイクダウン狙いから足を取りに行く。ヒールから、スイープを決めて上を取ったミキーニョがハーフで抑える。DJはフルガードに戻し、掌底から腰を切っていく。そのタイミングで右足を抜いたミキーニョが再びハーフで抑える。DJは足を戻すが、下のままラウンド終了を迎えた。
2R、まず左ハイを見せたミキーニョが、ジャブを伸ばして右ローへ。DJはワンツーから前に出るが、王者は右に回って捕まらない。DJもローを入れ、ワンツー。ここもかわしたミキーニョは左ジャブ。DJが右ローを蹴り、テイクダウン狙いは察知される。
と、ミキーニョがヒザ蹴りを見せ、DJがキャッチにしにかかる。足を抜いたミキーニョはパンチを振るって前に出てくるDJに右アッパーを入れ、ダウンを奪う! ダウン状態のDJに、ミキーニョは左ヒザ一閃。アドリアーノ・モライシュが、見事なKO勝ちでONE世界フライ級王座防衛に成功した。
「家に戻って自分のミスを見直す。アドリアーノは大きかった。近い距離をセットするために、ペースを上げていたけど……こういうこともある。とにかく試合を見直さないと。アドリアーノ・モライシュは素晴らしいチャンピオンだよ。これは5Rの試合だし、ああやって攻めるのが僕の戦い方だ。でも、彼は凄く距離を取るのが上手かった」と敗者DJはインタビューで応えた。
一方、王座防衛を成功したミキーニョは「皆に感謝している。夢が実現した。ずっとハードワークを続けてきた。俺たちはやったんだ!! 僕はDJの試合を見て育った。チームと僕は完璧な作戦を立てていた。彼はパンチで前に出てくる。そこにアッパーを入れたんだ。いやぁ……なんて言えば良いのか……アハハハハ。この勝利は驚きじゃない。僕はベストじゃない。でも異質なんだ、僕のMMAは。凄く嬉しいよ、WOW!!」とアドリアーノ・ミキーニョ・モライシュは話した。
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