Bellator256:メインイベントライアン・ベイダー vs. リョート・マチダ

ライトヘビー級GP一回戦5分5R。ベイダー1位、リョート4位。

前ライトヘビー級王者のベイダー。ヘビー級GPにはライトヘビー級王者として参戦し、優勝して二冠王になったが、昨年ワジム・ネムコフに破れBellator初黒星で王座陥落。今度はヘビー級王者としてライトヘビー級GPに参戦する。ヘビー級王座の防衛戦は19年9月以来行っていないが。

リョートは18年12月にUFCからBellatorに移籍し、デビュー戦で元ミドル級王者のハファエル・カルバーリョにスプリット判定勝ち。その後ソネンにKO勝ちしたが、ゲガール・ムサシ(ミドル級)・フィル・デイヴィス(ライトヘビー級)と、いずれもUFCで対戦している相手に連続スプリット判定負け。今回のベイダーとも9年前にUFCで対戦経験があり、リョートが1RKO勝ちしている。現在42歳。

ほぼナチュラルであろうリョートの肉体。やや腹がゆるめ。いつもの構えで蹴りのフェイントを見せていく。左ミドル。ハイ。間合いに入れないベイダー。リョートがミドルを入れていく。間合いを詰めようとしたベイダーにパンチを合わせる。飛び込んでパンチを一発当てたベイダー。残り1分。また飛び込んでの右がヒット。ケージ際をサークリングするリョート。ミドル。左ハイから前蹴り、飛び膝につなげたリョート。ベイダータックルに。がぶったベイダーが頭部に膝を入れる。ゴング。

1Rややリョート。

2R。左ミドルを入れていくリョート。ベイダーまた間合いを詰められない。ケージ際まで詰めたがリョートがパンチ、前蹴りで詰めさせない。左ミドルからスーパーマンパンチ。ベイダーパンチで飛び込むとタックルにつなげてテイクダウン。ケージ際でハーフバック。立とうとするリョートを押さえながらパンチを入れていく。残り1分。立たせずにパンチを入れていくベイダー。ゴング。

2Rベイダー。

3R。圧を強めたベイダー。リョートは相変わらず単発のミドル。ベイダーが出ようとするとサークリングし距離を外す。出てきたベイダーにワンツーからミドル。しかし疲れが見えるリョート。左のダブルを放ったが空振り。ベイダーケージを背負ったリョートにタックル。テイクダウン。ハーフからパウンドを入れるベイダー。残り1分半でようやくガードに戻したリョートだが、すぐにハーフにしたベイダー。うつ伏せになって立とうとするがパウンドを入れるベイダー。苦しそうなリョート。ゴング。

3R10-8合ってもいいラウンドでベイダー。

4R。ラウンド開始からもう疲れているリョート。パンチ連打で出たがベイダーがパンチを打ち返すとタックル。切れずに倒されたリョート。またハーフ。パウンドを入れていくベイダー。リョートはもう凌ぐので精一杯。ガードに戻したが、肘を入れてすぐハーフにしたベイダーがパウンド・肘。ゴング。

このラウンドも10-8ベイダー。リョート、もはや挽回する体力が残っていないように見える。

5R。ベイダーすぐにパンチで出てタックル。テイクダウン。リョートもわかっていただろうが、もう防ぐ体力が残っていない。ハーフバックから立とうとするリョートを押さえながらパウンド。ようやく立ったリョートだがベイダーがバックを取っていて、すぐに倒す。残り1分。ハーフからパウンド連打。リョート、下から苦し紛れに打ち返すだけ。タイムアップ。

49-46、49-45×2の3-0でベイダー完勝。

タックルに切り替えてからはリョートのスタミナを削って一方的な展開に。ベイダーは来週行われるコーリー・アンダーソン vs. ドヴレドジャン・ヤグシムラドフの勝者と準決勝で対戦する。

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