UFC on ABC2:第6試合・ジョン・マクデッシ vs. イグナシオ・バハモンデス

ライト級だったが、バハモンデスが0.75ポンドオーバーしキャッチウェイトに。

UFCキャリア10年のベテランマクデッシ。UFCでは10勝7敗。打撃の手数で勝つタイプで、10勝のうち3試合がKO、7試合が判定勝ち。一本勝ちはローカル時代を含めてない。前座で3連勝していたが、前戦はフランシスコ・トリナウドに手数でほぼ互角の展開だったが、印象的な打撃の差で判定負けし連勝ストップ。

チリのバハモンデスは昨年11月にコンテンダーシリーズで勝利してこれがUFCデビュー戦。空手からアマチュアキックを経てMMAに転向。16歳の時、MMAのトレーニングをするためにアメリカに移住している。コンテンダーシリーズでは、ワンステップごとにスイッチを繰り返す変幻自在のスタイルからの打撃で圧倒し、最後は前蹴りで失神させてKO勝利。大きなインパクトを残した。いきなりベテランのマクデッシとの対戦というのは期待の現れかもしれないが、体重オーバーがいただけない。前戦は寝技にならなかったため、グラウンドの対応能力も未知数。MMA11勝3敗の23歳。191cmの長身。

やはり盛んにスイッチするバハモンデス。遠い間合いからパンチを入れていく。右がヒット。パンチからカーフキック。しかしマクデッシの右をもらい効いた。距離を取るバハモンデスを追いかけるマクデッシ。ケージ際でまたパンチがヒット。一瞬腰が落ちかけたバハモンデス。クリンチで凌ぐ。離れた。またパンチを入れていくマクデッシ。バハモンデス距離を取るが追いかけてきたマクデッシがパンチをヒット。クリンチアッパー。ただ下がるだけでは打たれるため、下がりながら手を出していくバハモンデス。間合いを詰めてきたマクデッシにタックル。シングルレッグ。首相撲に捕らえるがマクデッシがパンチで引き剥がす。ジャブを入れるバハモンデス。しかしマクデッシのパンチがまたヒット。ホーン。

1Rマクデッシ。

2R。マクデッシ間合いを詰めてパンチをヒットさせる。バハモンデスも打たれながらも打ち返す。どんどん出るマクデッシ。バハモンデス下がらず打撃を出していくが、自分ももらっている。バハモンデスのアッパーがヒット。マクデッシまだ余裕がある。バハモンデスタックルへ。ケージに押し込む。離れた。出ていくマクデッシ。手を休めないバハモンデス。バックスピンキックがヒット。残り1分。マクデッシ出ていく。バハモンデスのパンチも当たっているが、一発で効かせるのはマクデッシ。ホーン。

2Rマクデッシ。

3R。バハモンデスがパンチで出るとタックルへ。ケージに押し込んだ。離れる。とにかく手を出していくバハモンデスだが、マクデッシは一切効いた素振りを見せない。バハモンデスの3連打がヒット。ワンツー。バハモンデス圧を掛けていく。ひたすら手数を出していくバハモンデス。残り1分。バハモンデスは最後まで手を出していくが、顔面のダメージは明らかにマクデッシより大きい。タイムアップ。

2R・3Rは手数では五分だが、効いた様子を見せたのはバハモンデスのみだった。ジャッジはどうなるか。

29-28マクデッシ、29-28バハモンデス、30-27マクデッシ。3-0でマクデッシ勝利。

1Rのみ明らかにマクデッシで、2Rと3Rはどちらとも取れた。デビューからベテランの対戦となったバハモンデス、UFCの洗礼を浴びる。次回は同じくらいのキャリアの相手との対戦か。

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