UFC251:セミファイナル・アレクサンダー・ヴォルカノフスキー vs. マックス・ホロウェイ

フェザー級タイトルマッチ。

昨年12月にホロウェイのタイトルにヴォルカノフスキーが挑戦した試合のダイレクトリマッチ。前回はヴォルカノフスキーがスタンドの打撃で削り続ける展開。ビッグヒットはないものの、手数でヴォルカノフスキーが完勝と思いきや、見る人によってはホロウェイ有利に見えたようで、即再戦が組まれた。が、戦った2人では、再戦を望んだのは勝ったヴォルカノフスキーで、ホロウェイ自身は乗り気じゃないという、通常とは逆の状態に。

ヴォルカノフスキーがホロウェイを指名したのは、他にコンテンダーにふさわしい選手がいなかったからとのこと。確かに、2位のマゴメドシャリポフよりはホロウェイの方がビッグネームではある。一方で、「フェザー級のタイトルに挑戦できるなら現役復帰する」と言っていた元フライ級&バンタム級王者のヘンリー・セフードに対しては、フェザー級タイトル戦線の列に並んでいる選手と対戦するべきで、横入りしてくる選手に興味はないとコメントしている。

前王者ホロウェイはパンデミックでジムが閉鎖され、ZOOMでコーチと遠隔で指示を受けてトレーニングをしてきたとのこと。つまりはスパーリングなどの対人練習が圧倒的に不足している状態。果たしてこれがアフターコロナの新トレーニングスタイルとして成立するかどうか。

ホロウェイじわじわ出るが、ヴォルカノフスキーは下がって距離を取る。観客がいればじれてブーイングが出る展開。ヴォルカノフスキー一転して飛び込んでパンチを入れる。ホロウェイ前蹴り。ヴォルカノフスキーはロー。ローの蹴り合い。ヴォルカノフスキーが出てワンツーをヒット。ホロウェイがプレスしてケージを背負わせる。ワンツーを入れた。残り1分。飛び膝を放ったホロウェイ。出るところにヴォルカノフスキーのオーバーハンドの右がヒット。残り15秒、バックスピンキックを入れたホロウェイ。さらにハイキックが頭をかすめて膝をついたヴォルカノフスキー。ホロウェイ追い打ちに行くがホーン。

1Rは最後のニアダウンでホロウェイ。

2R。プレスしてきたホロウェイ。ヴォルカノフスキーはロー。間合いを詰めたところにホロウェイのパンチの連打がヒット。ヴォルカノフスキーサークリング。出ようとするとジャブを入れるホロウェイ。右を打ち込む。残り1分。ホロウェイまた右ハイ。かわしたヴォルカノフスキー。出たヴォルカノフスキーにカウンターのアッパーがヒットし、一瞬膝を着かせる。ホーン。

2Rもホロウェイ。

3R。またホロウェイが先手を取っていく。飛び膝。ヴォルカノフスキーが飛び込んでパンチを打ち込む。飛び込んでジャブ。ヴォルカノフスキータックル。止められたがそのままケージに押し込む。差し返して引き剥がすホロウェイ。離れた。ヴォルカノフスキー、このラウンドは前に出ていく場面もあるが、ホロウェイペースはかわらず。最後にパンチを打ち込んだヴォルカノフスキー。ホーン。

3Rはほぼ五分。

4R。ジャブをヒットさせたヴォルカノフスキー。パンチを出すホロウェイだがヴォルカノフスキーのろーでバランスを崩す。飛び膝からの右を打ち込むホロウェイ。アッパーがヒットしヴォルカノフスキー下がる。ホロウェイはバックスピンキックで追い打ち。ヴォルカノフスキーパンチから組むとクラッチしてテイクダウン。が、ホロウェイ寝かされずに立った。引き剥がす。残り1分。ヴォルカノフスキーシングルレッグ。パンチを打ち込み外したホロウェイ。距離が近い。両者のパンチが当たる距離。ヴォルカノフスキーのパンチも入っている。ホロウェイ飛び膝から右。センチャイキック。ホーン。

僅差だがヴォルカノフスキーか?際どい3Rの内容によってはフィニッシュが必要なヴォルカノフスキー。一方のホロウェイも次は絶対に取らないといけない。

5R。先に出るのはホロウェイ。ヴォルカノフスキーも打ち返す。ヴォルカノフスキーが一発ダストコンビネーションを返すホロウェイ。ジャブから組み付いたヴォルカノフスキー。ケージに押し込むが引き剥がすホロウェイ。飛び込んできたヴォルカノフスキーにアッパー。ジャブで出たホロウェイにヴォルカノフスキーが左フックをヒット。ホロウェイ連打で出る。残り2分。ここまでほぼ五分。ヴォルカノフスキーのタックルを止めたホロウェイだが、ヴォルカノフスキー大内テイクダウン。が、ケージを使ってすぐ立った。離れる。しかし差がないだけにこのテイクダウンは大きいか。ホロウェイ出る。ヴォルカノフスキーのタックルを止めた。離れる。残り1分。ヴォルカノフスキーまたタックル。止める。出るホロウェイ。飛び蹴り。四つに組んだヴォルカノフスキー。投げの打ち合いを制して上になったのはヴォルカノフスキー。パウンドを入れたがタイムアップ。

5R微妙だがヴォルカノフスキー。3R次第か。

48-47ホロウェイ、48-47ヴォルカノフスキー、48-47ヴォルカノフスキー。ヴォルカノフスキーが接戦を制した。

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