UFC on ESPN24:第2試合・パク・ジョンヨン vs. テフォン・チュクウィ

ミドル級。

ジョンヨンは韓国ではなく日本・グァムなどの海外でキャリアを積み、グァムでは後のPFLトーナメント優勝者のレイ・クーパー3世に勝利している。UFCでは上海大会でデビューしたが一本負け、2戦目は地元韓国で判定勝ち。ラスベガスで組まれた前戦は、UFC1勝4敗のジョン・フィリップスがグラウンドがザルすぎて、序盤でテイクダウンする展開で判定勝ち。

プロ3戦のキャリアで青田買い的にコンテンダーシリーズに抜擢され、KO勝ちでUFCとの契約を決めたチュクウィ。UFCデビュー戦は同じくコンテンダーシリーズ上がりのデビュー戦となるジェイミー・ピケットと対戦し、スタンドでどんどんプレスしていく展開で判定勝ちしたが、逃げに徹したピケットを仕留められず初の判定に。キャリアの浅さも露呈した。キックがバックボーンのストライカー。

打撃戦。一発一発を全力で打ち込むチュクウィ。ジョンヨンがパンチで応戦。四つに組んだが引き剥がすチュクウィ。ジャブ、右フックを入れるチュクウィだがジョンヨン下がらず打ち返す。ジョンヨンはジャブを差していく。チュクウィ左ボディからロー。しかしローブローになりタイムストップ。再開。ジャブで手数を出していくジョンヨン。ホーン。

1R手数でジョンヨン。

2R。またジャブを入れていくジョンヨン。チュクウィがミドルを入れたが、キャッチしてテイクダウンを狙うジョンヨン。膝をついたところでギロチンに抱えたが、チュクウィ立った。ギロチンを抱えたままのジョンヨンにチュクウィが膝を放つとローブローに。タイムストップ。チュクウィ1点減点で再開。チュクウィ前に出て連打を入れる。ジョンヨンシングルレッグで倒したが、倒れた瞬間に上になるチュクウィ。ジョンヨンは押さえ込まれる前に立ってスタンドに。チュクウィの右フックがヒット。残り1分。またジャブを入れていくジョンヨン。残り15秒で意表をついてジョンヨンがギロチン。チュクウィが抱えあげてテイクダウンしたがそのままギロチンで絞め上げる。意外とタイトに入っていたがホーン。

打撃のヒットではチュクウィだが、最後のギロチンの印象でジョンヨンか。チュクウィは減点もあり10-8か、仮に取っていても9-9でもう判定勝ちは望み薄。

3R。手数を増やしてきたチュクウィ。ジョンヨンはジャブを入れる。チュクウィのローをキャッチしてテイクダウン。サイドで押さえ込む。チュクウィは亀から立とうとする。立った。なおもボディロックしテイクダウン。クォーターマウントに。背中を向けたチュクウィにチョーク。しかし真後ろではなく外れる。パウンド。またチョーク。正対され外れる。残り1分。チュクウィケージを蹴って逃れようとしたが、すぐに上を取るジョンヨン。パウンド・肘。タイムアップ。

30-25、29-27、28-28の2-0でジョンヨン勝利。

1R・2Rは微妙だったので割れて、ドローにしたジャッジもいたが、1人は3R10-8をつける内容。

チュクウィ、前回から成長が見られず。UFCデビューまではKOが多かったが、畳み掛けるような攻めがなく、単発の強打を入れるだけでKOする感じはなかった。テイクダウンやリカバリーの対処もまだまだで、UFCの舞台は時期尚早だったか。

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