UFC262:第7試合・ホナウド・ジャカレイ vs. アンドレ・ムニス

ミドル級。

柔術世界王者でStrikeforce&DREAM王者のジャカレイだが、現在3連敗中。UFCでは「勝てばタイトル挑戦」という試合をことごとく落とし、あと一歩のところでタイトルマッチに届かず。ジャック・ハーマンソン戦に敗れてタイトル戦が遠のいたことで階級をライトヘビーに上げたが、ヤン・ブラホヴィッチに判定負けし、1試合のみでまたミドル級に戻している(その後、ブラホヴィッチはライトヘビー級王者となっている)。さらに前戦は、ケビン・ホランド相手にテイクダウンを奪ったものの、ガードから振り回したパンチで意識を飛ばされてKO負け。その後ホランドがあっさりテイクダウンを取られて負ける試合を繰り返していて、間接的にジャカレイの評価まで下がってしまっている。41歳。

祖国ブラジルの大先輩と対戦するムニス。コンテンダーシリーズで勝ってからUFCと契約し、初戦は攻めあぐねる展開で地元でブーイングが送られる判定勝ち。2戦目はタックルをギロチンで引き込み、外れたがガードから三角から腕十字としかけて一本勝ちで2連勝。20勝中一本勝ちが13回あるグラップラーだが、当然純粋なグラップリングのスキルではジャカレイに及ばない。MMAでの実績も大きな差があるが、連敗中のジャカレイと連勝中のムニスで、オッズはほぼ五分。

じわじわ出るジャカレイ。ミドル。ワンツーからケージまで下がったムニスにタックルへ。こらえるムニスから両足を束ねてテイクダウン。下にするとパウンドを入れるジャカレイ。しかし離れて立たせる。逆にムニスがタックル。意表を突かれてテイクダウンされたジャカレイ。ムニス頭を起こさずパウンド。亀でバックを取らせて立つジャカレイ。正対して離れた。ムニス左ハイ。ジャカレイのろーに合わせてタックル。倒した。ジャカレイまたバックを取らせて立つと。ムニスバックに乗る。チョークを狙う。しかし乗りすぎて前に落ちる。が、ムニス腕十字へ。抱え十字。腕を抜こうとしたジャカレイだが肘が外れてレフェリーストップ!

ムニスが勝つにしても、まさかジャカレイをサブミットするとは思わなかった。ジャカレイ相手に果敢にグラウンド勝負を挑んでいたが自信があったのか。世代交代を感じさせる決着。ジャカレイは4連敗…。

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