ライト級王座決定戦。3位オリヴェイラ、4位チャンドラー。ランキング1位のポイエーはタイトル戦より金になるマクレガーとのラバーマッチを選択し、2位ゲイジーは最後にヌルマゴに敗れたばかりということで、3位と4位の対戦に。
UFCデビュー当初からフィニッシャーとして期待されていたオリヴェイラ。UFC3戦目でジム・ミラーに膝十字でまさかの一本負けを喫すると、ドナルド・セラーニにもKO負けし、階級をフェザー級に落としてからは計量失敗を繰り返すようになりタイトルまでは手が届かず。再びライト級に戻してからは安定して勝てるようになり、現在9連勝中。前回、元暫定王者のファーガソン相手に判定とはなったがフルラウンドグラウンドで圧倒し完勝。UFC参戦から11年でようやくタイトル戦に手が届いた。
Mr.Bellatorのチャンドラー。UFCとの契約後もなかなか試合が決まらず、満を持してのUFCデビューとなった1月のダン・フッカー戦では1RKO勝ち。その1戦のみでタイトル戦が決まった。通常はもっと上位ランカー相手への実力測定試合が組まれるところだと思うが、UFCとしてもせっかく獲得したチャンドラーに傷がつかないうちにタイトル戦を組みたかったように思える。35歳で、身長はライト級ではかなり小さめの173cm。フェザー級でも戦っていたオリヴェイラよりも小さい。Bellator時代も連続KO勝ちしており、現在3試合連続KO勝利中。
カーフキックでスリップダウンさせたオリヴェイラ。チャンドラーすぐ立つ。ガードを高く構えたオリヴェイラは前蹴り。チャンドラーパンチで出て左をヒットさせるがオリヴェイラタックル。テイクダウン!チャンドラーギロチンに抱えたが外れた。ハーフから首を狙うオリヴェイラ。両足フックしバックマウント。オリヴェイラ、右目上をカットしていて出血。残り3分。四の字バックからボディ、顔面にパンチを入れる。チャンドラー反転。三角を狙うオリヴェイラだが外す。オリヴェイラデラヒーバからバックを狙うが振りほどいて上に。下から蹴り上げるオリヴェイラ。立った。チャンドラー間合いを詰めてパンチがヒット。ケージ際で逃げ気味にタックルに入るオリヴェイラだがかわされ亀に。パンチを打ち込むチャンドラー。頭を振って避けようとするオリヴェイラだが引き込んでガードに。チャンドラーインサイドからパウンド。もらったオリヴェイラ足で距離を取る。下からの仕掛けは防がれる。ホーン。
1Rチャンドラー。
2R。オリヴェイラの左がヒット!チャンドラーダウン!すぐ立ったがオリヴェイラ詰めてパンチを打ち込む。ケージを背負ったチャンドラーに肘、左を打ち込みヒット!ケージ際を回って距離を取ろうとしたチャンドラーに左が入りチャンドラーダウン!亀のチャンドラーにパウンド!KO!!
打撃ではチャンドラーが上かと思われたが、その打撃でオリヴェイラが勝利。