UFC262:セミファイナル・トニー・ファーガソン vs. ベネイル・ダリウシュ

ライト級。ファーガソン5位、ダリウシュ9位。

1度は暫定王者となったファーガソン。宿命のライバル・ヌルマゴメドフとの試合はついに実現しないまま、ヌルマゴメドフが引退。ファーガソンはゲイジーにKO負け、オリヴェイラ戦は判定だったが完敗とキャリア初の連敗中。37歳となり、勝った試合でもダウンを喫する場面もあるため、ダメージの蓄積が心配される。特にここ2戦では歴戦のダメージが影響しているように見えた。そのため、下位ランカーのダリウシュ相手にアンダードッグとなっている。

イラン生まれのグラップラー、ダリウシュは現在6連勝中。しかしそのうち5勝はノーランカー相手の勝利で、前回ようやく上位ランカーのディエゴ・フェレイラとの対戦が組まれて勝利。打撃でも打ち合っておりKO勝ちも多いが、反面ややディフェンスが甘い部分がある。

ステップしスイッチを繰り返すファーガソン。ダリウシュ飛び込んで左。パンチで詰めていくダリウシュだがれいせいにかわすファーガソン。ローを蹴るダリウシュ。そこからタックルへ。首を狙おうとしたファーガソンだがダリウシュテイクダウン。ファーガソン三角を狙い左足を回すが、ダリウシュが右足を押さえてかけさせない。インサイドからパウンドを入れていくダリウシュ。またパスを狙うダリウシュ。ハーフにしようとしてさせないという攻防。超えさせないファーガソンだがついに一本またいだ。ハーフからパウンド。固めるダリウシュだが時間がない。ホーン。

1Rダリウシュ。

2R。間合いを詰めたダリウシュ。ケージまで下がったファーガソンにタックル。尻餅をついたファーガソン、下からダースチョークに抱えるが体勢が良くない。外された。またガードを取るファーガソン。ダリウシュ頭を起こさずパウンド連打。またパスを仕掛けていく。ハーフ。ファーガソン返そうとしたところでバックを狙うダリウシュ。しかし下に落ちた。ファーガソンが上に。しかしダリウシュが足に絡んで内ヒール!カカトで腕を蹴って外したファーガソンだが、外れた瞬間に上を取るダリウシュ。またハーフで固める。パスした瞬間にホーン。

2Rダリウシュ。際で上を取っていくのはダリウシュ。ファーガソンは反応が鈍いのか、スタミナが厳しいのか。

3R。間合いを詰めたダリウシュがケージまで下がったファーガソンにタックル。ギロチンに抱えたファーガソンだがリフトされテイクダウンを許す。ノースサウスで押さえ込むダリウシュ。サイドに移行しがっちり固める。またノースサウス。このラウンドは押さえ込みに徹しているダリウシュ。マウントになるがファーガソンケージを蹴って脱出。しかしすぐ上をキープするダリウシュ。ガードに戻したファーガソンだが、ダリウシュ密着したままパンチを入れる。タイムアップ。

三者フルマークでダリウシュ勝利。

1Rにテイクダウンからグラウンドでスタミナを削られたファーガソン、2R以降も同じ展開になってしまい、完封負け。ずっと固められたわけではなく抜け出すチャンスもあったが、反応が鈍かった。疲れていたのか、それとも歴戦のダメージか…。

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