UFC262:第10試合・マット・シュネル vs. ホジェリオ・ボントリン

バンタム級だったがボントリンが1ポンドオーバー。両者ともフライ級ランカーで、シュネル8位、ボントリン9位。

もともとはシュネルとアレックス・ペレスが対戦予定で、先月下旬にペレスが欠場となり、代役としてボントリンが出場することになった。準備期間がなかったことでバンタム級契約での試合となったが、ボントリンが計量をクリアできず。

フライ級時代に井上直樹MMA初黒星をつけているシュネル。UFCデビューから2戦は敗れたが、その後は5勝1敗。負けた相手はTUFで扇久保に判定負けしているアレッシャンドリ・パントージャ。ギロチンや三角絞めの絞め技が得意なグラップラー

ボントリンはブラジル版コンテンダーシリーズで勝ってUFCと契約し2連勝したが、連敗中。MMAデビューから10連勝(ほとんどがチョークでの勝利)でパンクラスに参戦し、春日井寒天たけしと対戦。ガードからの腕十字でタップを奪ったものの、大幅な体重オーバーでノーコンテストとなっている。その後、UFCをリリースされた田中路教とGrandslamで対戦しチョークで一本負け。前回はRIZINで和田竜光に敗れているカイ・カラフランスにテイクダウンからバックを奪いチョークを狙って攻勢だったが、1R残りわずかで逃げられ、アッパーで意識を飛ばされ逆転KO負け。

シュネルが間合いを詰めていく。リーチで劣るボントリン、じりじり下がる。シュネル右を打ち込むが浅い。シュネルがパンチをヒットさせていく。ボントリンの右がヒットするがシュネルプレスする。カーフキックをもらいスリップダウンしたシュネルだがすぐ立つ。残り1分。お互い左がヒット。シュネルが3連打を打ち込む。ホーン。

1R打撃のみの展開で、ヒット数はほぼ五分。ややシュネルのラウンドか。

2R。シュネルの右ハイがヒット。ジャブからワンツー。ボントリンデルがシュネルのジャブをもらう。シュネル飛び込んで左。ボントリン踏み込んでパンチをヒットさせた。飛び込んでパンチを打ち込むがシュネル距離を取る。ボントリンのパンチが入り一瞬バランスを崩したシュネル。すぐにボントリンが追い打ちの連打を入れるがシュネル打ち返し凌いだ。残り1分。シュネルが首相撲を狙うがボントリン飛び膝。ホーン。

2Rも微妙。両者見合いが多い展開にブーイングが飛ぶ。

3R。展開変わらずブーイングの音量が上がってきた。ボントリンが飛び込んでパンチを出していくが距離を取りかわすシュネル。詰めていくボントリンだがシュネルに距離を取られる。しかしまっすぐ下がったところでパンチを貰ったシュネル。ケージを背にしたところでボントリンラッシュ。シュネルが頭を動かしかわすがボントリンタックル。テイクダウン。インサイドのボン取りにに掌底を入れていくシュネル。シュネルが三角を狙ったが足をサバかれてパスされる。残り1分。サイドで押さえ込むボントリン。シュネル亀になる。パウンドを入れるボントリンだが頭を動かして避けようとする。スクランブルからガードに戻そうとしたがボントリンがダブルアンダーで抱えてパス。タイムアップ。

3Rはボントリンだが…。

30-27×2、29-28の3-0でボントリン勝利。

30-27と言われた時点で上げていた手を下げたシュネル。2Rまでは手を出さない展開だったがどちらがとったかは微妙だった。体重オーバーで1階級上の試合になったが、ランキング的にはどう影響するのか。

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