UFC on ESPN+46:第5試合・コート・マッギー vs. クラウディオ・シウバ

ウェルター級。

11年前のTUF11ウィナーのマッギー。マッギー以前のTUFウィナーで現在もUFCと契約しているのはTUF5ウィナーのネイト・ディアスのみ。しかしここ最近は戦績が下降気味で、直近6戦では1勝5敗。前回は同じく落ち目で5連敗中だった元暫定王者カーロス・コンディットに1Rにダウンを奪われるといいところなく判定負け。さすがにもう後がない。勝っても負けても判定が多いが、このところはダウンを喫することが増えてきた。

UFCデビューから5年で5勝していたシウバ。現ランキング3位のレオン・エドワーズには7年前(シウバ2戦目・エドワーズUFCデビュー戦)に対戦しスプリット判定勝ちしている。欠場が多く、2年以上のブランク明けとなった前回はジェームス・クラウス相手にタックルを切られ続け、打撃で攻めるもスタミナが切れ完敗。打撃もテイクダウンもいまいちな上に、38歳でスタミナもない。寝技の一芸だけで勝ち続けているが、タックルを切られる展開になると苦しい。故郷ブラジルの貧しい人々を支援する活動を行っており、寄付を募って食料を届けているとのこと。

打撃からマッギーがテイクダウン。ガードから腕十字を仕掛けようとしたシウバだがマッギー離れて立つ。シウバシングルレッグ。倒せず。マッギーの右がヒット。ニータップを狙うが切られる。打撃のガードが甘いシウバ。またパンチからニータップに入るが読まれている。ケージに詰めてタックルに入るが切られた。引き込みを狙ったが引き込めず立った。もう疲れが見えるシウバ。シウバの左がヒット。タックルに入ったがまた止められてホーン。

1Rマッギー。

2R。シウバタックル。テイクダウンを奪うとバックに回る。が、立たれてしまい離れたマッギー。ボディにパンチを打ち込む。シウバまたタックル。がぶったマッギーが逆にバックを狙う。ガードを取ったシウバ。インサイドから肘。シウバディープハーフ。スイープを狙う。しかしケージが邪魔して返せず。外ヒールに入ったががら空きの顔面にパウンドをもらう。放したがバックを取られている。マッギーマウントに。肩固め。マウントのまま絞めていくがなんとか耐えているシウバ。ホーン。

2Rマッギー。シウバは終盤簡単にポジションを取られたあたり、かなり消耗している。

3R。シウバがミドル、パンチで出る。マッギー劣勢。下がる。大振りだがヒットしている。が、シウバタックルへ。止められた。離れると逆にマッギーがタックルへ。あっさりテイクダウン。ハーフ。スイープを狙うシウバだがマッギーがケージに押し付けて変えさせない。パンチを入れる。肘。立った。肘を入れて離れたシウバ。大振りのパンチを打ち込んだが、マッギーにタックルを合わせられ下に。シウバガードを取るが疲れている。三角を狙うも読まれている。タイムアップ。

30-26×2、29-27の3-0でマッギー勝利。2Rはマッギーに10-8がついたか。

マッギー、連敗ストップでギリギリ踏みとどまった。シウバは下手だが打撃が重く、それだけにうまくないタックルでもテイクダウンを奪えてそこで攻めてチャンスを作れるが、今回は3Rに打撃で攻勢となった時にはすでにガス欠だった。マッギーにとっては相性がいい相手だったか。

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