UFC on ESPN+48:第7試合・ケネディ・ンゼチェクゥ vs. ダニーロ・マルケス

ライトヘビー級。

わずか2戦・プロキャリア9月でコンテンダーシリーズに抜擢されたンゼチェクゥだが、その時はスプリット判定勝ちで時期尚早とみなされ契約ならず。その後連勝し、18年のコンテンダーシリーズに再登場すると1RKO勝ちでUFCとの契約を果たす。UFC初戦はポール・クレイグの三角絞めに捕まって一本負けしたが、そこから2連勝中。前回は元キックボクサーのカーロス・アルバーグに打たれても前に出ていく姿勢で攻めてKO勝ち。本来はエド・ハーマンがマルケスと対戦する予定だったが、2週間前にハーマンが欠場となり、ンゼチェクゥが代役となった。

昨年UFCデビューしたブラジルのマルケスはもう35歳。ここまでは前座クラスで2連勝中。デミアン・マイアMMA所属で、11勝中4KO・5一本勝ち。UFC初戦は終盤失速したが、前戦はマイク・ロドリゲスにチョークで勝利している。

いきなりタックルでテイクダウンしたマルケス。すかさずバックにつく。ンゼチェクゥ立つが背中に乗った。チョークを狙いつつパンチを入れていくマルケス。ンゼチェクゥはケージに頭を付けて動かない。動きがないので、マルケスの足が疲れて落ちるの待ちになっている。マルケスチョーク。腕を掴んで防いでいるンゼチェクゥ。そのまま1R終了。

1Rマルケス。ンゼチェクゥ、1Rは文字通り一発のパンチも出していないので10-8をつけられてもおかしくない。

2R。マルケス右ミドル。タックルのフェイント。ンゼチェクゥのパンチが初めてヒット。マルケスのタックルは距離があり切られる。シングルレッグに入った。倒して瞬時にバックへ。後方に倒れ込んでバックマウント。ンゼチェクゥ背負って立つと正対して半れた。パンチを打ち込むンゼチェクゥ。マルケス疲れたか打たれる。バレバレのタックル狙いは切られる。が、またタックルに入りスタンドでバックに付いた。残り45秒。引き剥がしたンゼチェクゥ。パンチを打ち込んでいく。顔面にヒットし動きが止まるマルケス。しかしホーン。

2Rンゼチェクゥ。

3R。開始と同時にパンチを打ち込むンゼチェクゥ。マルケスもらってケージに後退。ンゼチェクゥパンチのラッシュ。徐々に回転を増していく。ひたすらガードするだけのマルケス。足が止まって連打をもらったところでレフェリー止めた。

 お互い得意分野が異なり、得意分野以外の穴が大きすぎる者同士の対戦だったが、ンゼチェクゥがマルケスの攻めをしのぎきって勝利。

しかしグラウンドの対処が成長しないと今後厳しい。

止められたマルケスは明確に効いた場面がなかったため不満げ。あの打撃を打たれた時の様子では止めなくても結果は同じだったかもしれないが、一度でもテイクダウンしてしまえばマルケスペースになった可能性もあるだけに、納得行かないだろう。

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