UFC264:第2試合・オマリー・アクメドフ vs. ブラッド・タヴァレス

ミドル級。アクメドフ13位、タヴァレス15位。ランカー同士だがなぜかアーリープレリムという扱い。

コンバットサンボがバックボーンのアクメドフ。ウェルター級からミドル級に上げるとここまで4勝1敗1分け。負けた相手は元王者ワイドマンで、引き分けは直近でアデサニヤのタイトルに挑戦したマーヴィン・ヴェットーリ。ワイドマン戦ではワイドマンの必死の押さえ込みを返せずに判定負け。前回はトム・ブリーズの足関をクリアして肩固めで一本勝ちし、ミドル級に戻してから初のフィニッシュ決着となった。

タヴァレスはUFCデビューから11年で、これが20戦目の大ベテラン。戦績は13勝6敗と、もっと上位にいてもいいように見えるが、あまりチャンスを与えられていない。当時まだノーランカーだったアデサニヤとUFC初のメインで対戦したが、テイクダウンを奪えない展開で判定負け。さらに次戦も当時無敗で飛ぶ鳥を落とす勢いだったエドメン・シャバージアンに1RKO負けと咬ませ犬に。前回ノーランカーのアントニオ・カールス・ジュニオールに判定勝ちし、3年ぶりの上位ランカー挑戦のチャンスを与えられた。

ジャブを入れるタヴァレス。アクメドフがローを放つが右をあわせたタヴァレス。アクメドフ飛び込んでタックルへ。一度倒したが、押さえ込まれる前に立ったタヴァレス。アクメドフなおもクラッチしてテイクダウンを狙うがタヴァレス引き剥がす。しかしアクメドフの左がヒットしてタヴァレスぐらついた。またテイクダウンを狙ったアクメドフだがタヴァレスがケージでこらえたところに膝を入れるとローブローになりタイムストップ。再開。タヴァレスが蹴りを入れていく。アクメドフまたタックル。タイミングは良かったが切られた。前に出ていくがタヴァレスのワンツーをもらう。ホーン。

1Rはヒット数でタヴァレスか。

2R。パンチの間合いまで踏み込んだアクメドフ。そこからタックルへ。ケージまでドライブしてテイクダウンするが、タヴァレスすぐ立つ。離れた。カーフキックを入れるタヴァレス。カットせず効いた素振りを見せたアクメドフ。さらにカーフ。アクメドフもカーフを返す。アクメドフパンチを打ち込みヒット。ケージまで下がったタヴァレスに連打を入れたがタヴァレス凌ぐ。タヴァレスのカーフに右を合わせたアクメドフ。しかしまたカーフキックをもらう。アクメドフが飛び込んでパンチを出していくが、バックステップでかわされて空振りする場面が続く。ホーン。

2Rタヴァレス。アクメドフ、インターバルに疲れた様子を見せる。

3R。パンチで出たアクメドフにタヴァレスカーフキック。アクメドフダウン気味に倒れる。立たせたタヴァレス。ジャブを入れていく。アクメドフ、カーフを蹴られた左足のダメージもあるのか、踏み込みが浅い。タックルも距離があり止められる。タヴァレスがジャブ、カーフキックで削っていく。マウスピースを吐き出すアクメドフ。パンチで飛び込んでいくアクメドフだが、逆にタヴァレスのパンチを貰い後退。追いかけて打撃を入れるタヴァレス。アクメドフは蹴りをキャッチしてテイクダウンを狙ったが倒せず。逆転が必要なアクメドフだが逆にタヴァレスが出て打撃を入れていく。タイムアップ。

29-28アクメドフ、29-28タヴァレス、29-28タヴァレスのスプリットでタヴァレス勝利。

1Rは手数の差がなかったので、パンチでぐらつかせたアクメドフに入ったか。2Rもアクメドフのパンチでタヴァレスがぐらつく場面があったので、ジャッジの1人がアクメドフに入れた模様。

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