女子フライ級タイトルマッチ。
昨年12月にイルマレイ・マクファーレンを破りタイトルを獲得したヴェラスケスの初防衛戦。ヴェラスケスは世界柔道5位の実績を持ち、ブラジルのナショナルチームに所属していた。MMA12戦全勝。
一方のキーホルツはジュニア時代は柔道でオランダU15選手権で優勝するなどの実績があるが、その後キックに転向し、Bellatorキック女子フライ級王座を獲得している。MMA6勝2敗。
長身のヴェラスケス。1階級くらい体格が違う。キーホルツ飛び込んでパンチを打ち込む。一発顔面にヒット。離れたヴェラスケス。見合いから時折キーホルツが飛び込みを見せる。ヴェラスケスは様子見。牽制の前蹴り程度しか出さず様子を見ている。ヴェラスケス間合いを詰めて左右のパンチを連打。連続で顔面にヒット。ゴング。
1Rキーホルツ。ヴェラスケスは出ないのか出られないのか。
2R。圧を強めてきたキーホルツ。ヴェラスケスも下がりながらではあるがジャブを出していく。またパンチを貰ったヴェラスケスだが今度は打ち返した。タックルに入るヴェラスケスだが受け止められる。ジャブを出していくヴェラスケス。しかしヒット数ではキーホルツが上。ゴング。
2Rもキーホルツ。ジョン・マッカーシーのジャッジは10-9ヴェラスケス。
3R。手数を増やしてきたキーホルツ。しかしヴェラスケスも打撃のタイミングを掴んできたか。ワンツーがヒット。キーホルツ鼻血を出す。ヴェラスケスが飛び込んで左右の連打をヒット。残り30秒でヴェラスケスはタックルへ。テイクダウン。ゴング。
3Rはヴェラスケス。
4R。距離を取りながら打撃を入れていくヴェラスケス。キーホルツの打撃はスウェーでかわす。キーホルツが手を出しても届かない展開が続く。ヴェラスケスは逆にリズムを掴んで打撃を打ち込んでいく。残り30秒でまたタックルに入ったが今度は切ったキーホルツ。ホーン。
4Rヴェラスケス。
5R。キーホルツのパンチを貰いバランスを崩したヴェラスケス。キーホルツのインローで足が流れる。それでも前のラウンドと同じように距離を取りパンチを入れていくヴェラスケス。両者慎重。飛び込んでくるキーホルツだがヴェラスケスはバックステップしてかわす。出てくるところにタックルを合わせたが切られる。ヴェラスケス飛び膝。タイムアップ。
48-47ヴェラスケス、48-47キーホルツ、48-47ヴェラスケス。スプリットでヴェラスケスが初防衛に成功。
しかし会場はブーイング。前に出て手を出しているのはキーホルツだったので、観客の印象は良かったか。