ミドル級5分5R。ホール8位、ストリックランド11位。
かつての未完の大器・ホールだが、時折インパクトのある派手なKO勝ちを見せるものの、すでにベテランと言える年齢に。もうタイトル挑戦までたどり着く可能性は低くなったが、ここに来て地味にUFCで最多の4連勝。ただし、3戦はノーランカー相手(うち1戦はアンデウソンのUFC引退試合)、久々のランカー対決となった前回はクリス・ワイドマンがオープニングで放ったローをカットしたところワイドマンのスネが折れるというアクシデント的な勝利。
16歳でプロデビューしたストリックランドは現在30歳。ウェルター級で7勝3敗の成績は残したがランカー手前にとどまっていた。2018年にバイク事故で負傷し長期欠場。昨年10月にミドル級に上げて復帰戦を勝利すると、欠場選手の代役でわずか2週間後の2戦目でもKO勝ちし、あっさりとランクイン。今年5月に元ランカーのクシシュトフ・ジョッコに勝利しランキングを挙げたが、ランカーとの対決はこれが初めてとなる。
ストリックランドがジャブで出ていく。ホール後退。打たれている。カーフキックを一発入れたがストリックランドの圧が止まらない。どんどん手数を出していく。ホールもジャブから右を返しヒット。ホールが前に出始める。しかし手数はストリックランド。ホールにジャブを打ち込み続ける。ホーン。
1R手数でストリックランド。
2R。ホールが逆にジャブで出ていく。しかしストリックランドのワンツーをもらい後退。ケージを背にしたところでストリックランドラッシュ!ホールが飛び膝を放ったが不発。パンチからタックルを仕掛けたストリックランド。受け止められたがケージに押し込み細かいパンチを入れる。離れた。出ていくホール。ストリックランドはジャブ。前に出るホールにジャブをヒットさせる。ストリックランドのローじゃローブローになりタイムストップ。再開。ホールが出てジャブ。スイッチして逆手でジャブ。バックスピンキック。ホーン。
2R、ホールが前に出るようになりほぼ互角のラウンドに。
3R。ホールが間合いを詰めてジャブ、インローを入れる。先手を取っている。ストリックランドのワンツーから組み付いて外掛けテイクダウン。ホール効いたのか簡単に倒された。ストリックランドがハーフからパウンド連打。背中を向けて立ったホール。バックキープしテイクダウンを狙うストリックランド。後方に投げてテイクダウン。ハーフ。ホール動きがない。肘で削ったストリックランド。背中を向けたホールからバックマウント。チョークを狙うが時間がない。ホーン。
3Rストリックランド。ホール、急に一方的にやられたが、ダメージが残っているのか。テイクダウン直前にバッティングがあった模様。
4R。2Rのように出ていくホール。しかし手が出ておらずストリックランドのジャブをもらう。ホールも手を出してきたが手数ではストリックランド。ホールも手数を増やしてきた。ジャブをもらってホール後退。追いかけてさらにジャブを打ち込むストリックランド。ケージを背負ったホールにタックル。テイクダウンしバックに。ホール立ち上がるが、ストリックランドがバックからパンチを打ち込む。パンチを打ち返し出るがホーン。
4Rストリックランド。
5R。フィニッシュが必要なホールが出ていく。明らかに倒しに行っている。ワンツー。ストリックランドもジャブで止めようとするがどんどん出ていく。が、ストリックランドがジャブを入れると押し込んでそのままケージに詰める。もらいながらも打ち返すホールだが詰められケージを背負う。ホールが押し返してパンチを入れようとするが、すぐにまた押し込まれる。離れてもすぐ距離を詰める。残りわずかでタックルに入り、スタンドでバックに回るとバックからパンチ・膝。タイムアップ。
50-44、49-46、48-46の3-0でストリックランド勝利。
ホールもなんとかしようという意志は見えたが、終始ストリックランドがジャブから攻めて完勝。