UFC on ESPN29:第8試合・ヴィンチ・ピチェル vs. オースティン・ハバード

ライト級。

2012年のTUFに参加し、準決勝で敗退したものの、翌年UFCデビューしたピチェル。UFCデビュー戦でルスタン・ハビロフにジャーマンKO負けした後は6勝1敗。途中、3年の欠場期間があり、その後も年1試合ペースとなっており試合数が少ない。今回も1年のブランク明け。前回は古豪のジム・ミラー相手に1Rはテイクダウンされ極めを狙われる展開だったが、凌ぐとミラーが失速し後半盛り返して判定勝ち。試合数が少ないため、まだこれからの選手のようで、すでに38歳。

ハバードはUFC3勝3敗の29歳。デビューから負け勝ちを繰り返していて、勝った選手はいずれもUFCデビュー戦。セミに登場するマーク・マドセンには2Rまで組み付かれる展開だったが、3Rにマドセンが失速。追い上げたものの、フィニッシュには至らず判定負けしている。バックボーンはレスリング。

ピチェルのローで軸足を払われスリップダウンしたハバードだが、すぐ起き上がりタックル。ケージでこらえるピチェル。離れた。パンチで出るハバード。ピチェルは距離をキープ。前蹴り。出てくるハバードにカーフキック。ハバードはプレッシャーをかけて出る。間合いを詰めていくハバードだがピチェルが距離を取りかわす。残り1分。手を出しているのハバードだがヒット数は五分。前に出てきたハバードに右フックを合わせたピチェル。ハバードの蹴りにまた軸足ローでスリップダウンを奪うとすかさず間合いを詰める。シングルレッグに入ったハバードにパンチ連打を打ち込む。離れた。ホーン。

1Rややピチェル。

2R。ピチェルが手数を増やしてきた。パンチ連打を入れるがハバードがタックル。ケージでこらえるピチェル。離れた。間合いを詰めたハバードが組んでスタンドでバックに回る。そのまま足をフックしてバックマウントを狙ったがピチェルが股下を抜けて離れた。ピチェルのパンチを貰いぐらついたハバード。チャンスと見て追い打ちに行くピチェル。タックル。こらえたハバードだがピチェルのパンチをまた貰う。また出ていくハバード。ピチェルがジャブを合わせる。間合いを詰めたハバードに首相撲から膝。しかしハバードタックルに入りテイクダウン。ピチェルのガード。下からヒール。回転して逃れたハバードだがそれに合わせて立ったピチェル。残りわずかでピチェルがタックルに入るがホーン。

2Rピチェル。

3R。アッパーをヒットさせたピチェルがラッシュ。クリンチで凌ぐハバードをケージに押し込む。シングルレッグに入り持ち上げてテイクダウンを狙うが倒せず離れた。ピチェルがパンチで飛び込むがハバードがカウンターのタックル。スタンドでバックに回り、そのまま倒れてグラウンドに引き込む。が、ピチェルが反転して上になる。ハーフで押さえ込んだ。ケージを蹴って体勢を変えたハバードが立とうとするが、ピチェルが足をすくって倒し立たせない。パウンド。背中を向けて立とうとするハバード。ピチェルバックを取り膝を入れるが、ハバード正対し離れた。疲れが見えるピチェル。またローで足を払ったが、倒れ込んだハバードがアンクルピックでテイクダウン。残り20秒で立ったピチェル。パンチの連打がヒット。大振りのパンチを振り回す。KOが必要なのはハバードの方だが打ち返せずタイムアップ。

三者フルマークでピチェル勝利。

だいぶ時間がかかったが、そろそろランカーとの対戦か。

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