UFC on ESPN30:第7試合・マフムート・ムラドフ vs. ジェラルド・マーシャート

ミドル級。

中央アジアウズベキスタンのムラドフはUFCデビューから3連勝中ですべてKO勝ち。ジュニア時代にボクシング・キックを学んでいたが、父親が交通事故で障害者となったため、15歳で学校を中退して働き始め、様々な仕事をしながらコンバットサンボを学んだ。父が退院し、9年前に22歳でプロMMAデビュー。ここまで25勝6敗のうち、17KO勝ちがある。

グラップラーのマーシャートだが、良くも悪くも攻めが大味で、UFC7勝6敗のうち、7勝全てがフィニッシュしての勝利だが、6敗のうちフィニッシュ負けが4試合ある。そのため戦績は安定していないが、格下をしっかり仕留める極め力の強さを持っている。

間合いを詰めるマーシャート。組まれないよう距離を取るムラドフ。下がりながらのパンチがヒットしマーシャート効いた。ムラドフのパンチを受けると下になるが、ムラドフ付き合わず立たせる。マーシャートタックルを切られて引き込むがまた付き合わずに立たせたムラドフ。間合いを詰めてケージを背負わせたムラドフ。マーシャート左ハイ。また出ていくマーシャートだがパンチを貰った。ムラドフ引き込もうとするが組めずに自ら倒れるだけに。またスタンドになりムラドフが軽快に打撃を入れていく。さかんにグラウンドに持ち込もうとするマーシャートだが組めない。マーシャートがローを放つがローブローになりタイムストップ。再開。マーシャートが間合いを詰めてケージを背負わせる。しかしそこからのタックルは組ませないムラドフ。しかしマーシャートのパンチがヒット。組み付けた。ケージに押し込みテイクダウンを狙うと片膝をついたムラドフのバックに。ムラドフは残り時間を見て凌ぐ判断か。ホーン。

1Rムラドフ。タックルは警戒できているが、その分打撃の防御が甘くなってパンチやハイをもらう場面もある。

2R。マーシャートが距離を詰めシングルレッグ。切ったムラドフだがやや打撃が大振りになっているか。マーシャートムラドフのローをキャッチして倒したが、瞬時に立ったムラドフ。マーシャートのパンチを貰ったムラドフ。ちょっとふらついている。パンチがかなり大振り。組まれた。マーシャートバックについてチョーク!パームトゥパーム!タップアウト!

今大会一番のアンダードッグだったマーシャートがビッグアップセット。

序盤はムラドフが完全に作戦を遂行していったが、1R後半から打撃をもらう展開が増え、2Rにはパンチが大振りになり見切られ、打撃をもらったところで組まれてしまった。ムラドフUFC初黒星。

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