UFC266:第9試合・ジェシカ・アンドラジ vs. シンシア・カルヴィーヨ

女子フライ級。アンドラジ1位、カルヴィーヨ5位。

前回、シェフチェンコのタイトルに挑戦したが、スタンド・グラウンド・テイクダウンすべてで上を行かれて完敗したアンドラジ。もともとはバンタム級で、一気にストロー級まで2階級落とした(当時はまだフライ級がなかった)。ストロー級ではヨアンナのタイトルに挑戦したが判定負け。ヨアンナからタイトルを奪ったナマユナスにはスタンドでアームロックを狙うナマユナスを抱え上げて頭から叩きつけてKO勝ち。しかしジャン・ウェイリーには秒殺KO負け、さらにナマユナスとの再戦でもスプリット判定負けで連敗したのをきっかけにフライ級に落とした。女子離れしたパワーが武器だが、フライ級では体格差がある。今日が30歳の誕生日。

カルヴィーヨもストロー級から上げてきた選手。アンドラジと同じく、転向初戦は勝利したが2戦目は敗れて1勝1敗。初戦は当時ランキング1位のジェシカ・アイにテイクダウンから攻めて判定勝ち。しかし前戦はアンドラジにKO負けしているチューケイギアン相手に距離を取られて打撃を入れられる展開で判定負け。しかしここで勝てばまたタイトル挑戦のチャンスが巡ってくる。

間合いを詰めていくアンドラジ。プレスしてケージまで下がらせるとパンチを打ち込む。右がヒット。下がっていくカルヴィーヨ。下がりながらもパンチを打ち返す。ヒットはしている。左の3連打を打ち込むアンドラジ。どんどん詰めていく。またパンチの連打を入れた。カルヴィーヨ距離を取る。追いかけてアッパーがヒット!ケージ際で頭をブロッキングしていたカルヴィーヨだが、そこにアンドラジがラッシュすると頭を抱える。アンドラジのラッシュ。横を向いて打たれ続けるカルヴィーヨを見てレフェリーストップ!

アンドラジ快勝。トップ5ランカーで唯一王座挑戦がないカルヴィーヨを1Rで倒したことで、再挑戦への道が開けてきた。しかし前回の内容を見ると、王者シェフチェンコの牙城を崩すのは難しそう。

カルヴィーヨは初のフィニッシュ負け。フライ級初戦でランキング1位を倒したが、その後2連敗に。

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