ヘビー級。
ここまで14戦全勝・UFCでも3連勝のロマノフだが、攻めが雑で荒い。最初の2戦は相手のレベルも低く一本勝ちできたが、4月の前戦はTUFウィナーのファン・エスピーノと対戦。1Rはテイクダウンを奪われる展開で落とし、2Rはグラウンドで上を取り雑なパウンドで取り返したが、3Rは開始早々にエスピーノの膝がローブローになり、負傷判定の結果スプリット判定勝ち。まだフルタイム戦ったことはないが、ここまでの試合ぶりを見ると、このまま上位に通用するとは思えない。
今年2月にUFCデビューしたバンデラはここまで1勝1敗。デビュー戦はセルゲイ・スピヴァク相手にテイクダウンされると手も足も出ずパウンドで2RKO負け。2戦目はマーク・ハントのスパーリングパートナー・ジャスティン・タファと対戦。UFC0勝1敗のタファが手数が少ないのにも助けられ判定勝ちでUFC初勝利。しかし実力はUFC最下層レベル。
蹴りを出していくロマノフ。バンデラは距離を取って様子見。パンチで飛び込みタックルに入るロマノフ。バンデラギロチン。振りほどき離れたロマノフだがまたタックルで飛び込んだ。テイクダウン。バンデラすぐに立つがバックを取っているロマノフ。投げてテイクダウン。また立つがすぐにまた投げる。バックについているが足をフックできていないのでまた立たれる。また投げて今度は片足フック。しかし外れた。立ったバンデラがようやく正対し離れる。残り1分。ロマノフちょっと疲れが見えるが蹴りを出していく。1R何もできていないバンデラだが取り返しに行く様子は見えず、見合いが続く。ロマノフがパンチ連打を打ち込みヒット。追い打ちに行ったところでバンデラも打ち返す。ホーン。
1Rロマノフ。
2R。ロマノフまたタックル。クラッチして足をかけテイクダウン。サイドからハーフにしたロマノフ。足を抜いてマウントに。肘を入れるロマノフ。肘連打。パウンド。鉄槌。バンデラは股下を抜けて立とうとしたがロマノフは上をキープしサイドに。押さえ込みながら肘。ニーオンから肘の連打。バンデラは背中を向けて立とうとする。片膝をついたバンデラをバックから殴るロマノフ。片腕を押さえてパウンド連打。打ちながらマウントに移行しパウンドラッシュ!逃げられず打たれ続けるバンデラを見てレフェリー止めた。
無敗でUFCでも4連勝としたロマノフ。しかしこのテイクダウンが上位陣に通用するかはやってみないとわからない。