PFL 2021#10:フェザー級決勝戦・モヴィッド・ハイブラエフ vs. クリス・ウェイド

ロシアのハイブラエフはここまで無敗。2019年のPFLでは準々決勝で元UFC&Bellatorのダニエル・ペレイラと対戦し29秒でKOされたが、ペレイラの禁止薬物使用によりノーコンテストに。今年は予選リーグ、準決勝まですべて判定勝ち。

UFCウェイドはレスラーで、UFCからはフリーエージェントととなり2018年からPFLに参戦。初年度は川名雄生に勝利するなどトーナメントで準決勝まで勝ち上がったが、優勝したナタン・シュルツにスプリット判定負け。2年目も準決勝で判定負け。今年は予選リーグから全勝で、準決勝では元Bellatorのエリートレスラー・ババ・ジェンキンスからスクランブルで上を取る展開で勝利し、悲願の100万ドル獲得に王手をかけた。

パンチで圧を掛けるハイブラエフ。組んでタックルへ。ケージに押し込んだ。膝の打ち合い。四つになり引き剥がしたウェイド。ハイブラエフがパンチで出てケージまで追い込むとタックルでテイクダウン。寝かされずに立ったウェイド。押し込んで打撃を入れると投げを放つハイブラエフ。こらえたが膝をついたウェイドからバックマウント。残り30秒。チョークはディフェンスしているウェイド。ゴング。

1Rハイブラエフ。

2R。また組んでケージに押し込むハイブラエフ。膝。離れた。打撃戦。ハイブラエフがジャブ、ワンツーを打ち込むがウェイドも下がらない。しかし右をもらったパンチからタックルに入ったハイブラエフ。スタンドでバックに付く。正対したウェイド。押し返したウェイドだが、ハイブラエフがまた圧をかけてケージに押し込む。離れた。下がらず打ち合うウェイドだがハイブラエフが投げる。タックルに入るウェイドだがハイブラエフはがぶるとバックに回る。ゴング。

2Rハイブラエフ。もう落とせないウェイドだが厳しい。

3R。ハイブラエフが飛び膝からタックルにつなげてテイクダウン。寝かされずにケージを背に座った状態のウェイド。立った。しかしバックに回るハイブラエフ。正対したウェイド。入れ替えてはじめて押し込んだウェイド。タックルに。しかしハイブラエフこらえて膝を入れる。また入れ替え押し込むハイブラエフ。離れた。先手を取るのはハイブラエフ。ローにパンチを合わせた。ハイブラエフタックルからボディロックしすぐバックに回る。残り30秒でテイクダウンしバックマウント。ローリングしてチョークはしのぐウェイド。ゴング。

4R。フィニッシュが必要なウェイド。しかしハイブラエフが右をヒットさせるとタックルへ。ウェイド、倒された勢いを利用して巴投げの形で上を取ろうとするが潰され下に。押さえ込まれたウェイド。背中を向けて亀になるとハイブラエフバックマウント。股下を抜けて立ったウェイドだがハイブラエフ即タックル。テイクダウン。消耗して粘りがなくなってきたウェイド。下で押さえ込まれる展開が続く。ウェイド反転し立った。すぐタックルに来たハイブラエフにギロチンを狙ったが下に。ハーフで押さえ込まれゴング。

4Rもハイブラエフ。消耗して逆転の目もなくなってきた。

5R。すぐにタックルに入るハイブラエフ。テイクダウン。ウェイド立ったがバックを取られている。正対。しかしまたバックに回られる。ウェイド。バックを取られた体勢からアームロックを狙ったが極まらず。ビクトル投げから足関を狙うウェイド。しかし足を絡めてディフェンスするハイブラエフ。顔面に鉄槌を入れ隙を作ろうとするウェイド。足を殴る。しかし外れずタイムアップ。

健闘を称えるハイブラエフをふてくされて無視するウェイド。促されてしぶしぶグローブタッチする。

三者50-45でハイブラエフが100万ドル獲得。

最後まで諦めなかったウェイドだが、ワンチャンスも作らせずハイブラエフが完封。

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