UFC267:オッズ/予想と展望

ヤン・ブラホヴィッチ 1.34
グローバーテイシェイラ 3.45
ピョートル・ヤン 1.45
コーリー・サンドヘイゲン 2.80
イスラム・マカチェフ 1.15
ダン・フッカー 5.75
アレクサンダー・ヴォルコフ 1.34
マルチン・ティブラ 3.45
リー・ジンリャン 5.25
ハムザト・チマエフ 1.18
マゴメド・アンカラエフ 1.36
ヴォルカン・オーズデミア 3.40
アマンダ・ヒバス 1.61
ヴィルナ・ジャンジローバ 2.45
ヒカルド・ハモス 2.45
ズバー・ツフゴフ 1.61
アルベルト・デュラエフ 1.30
ローマン・コピィロフ 3.70
エリゼウ・ザレスキ・ドス・サントス 1.43
ベノイ・サン・デニス 2.90
シャミル・ガムザトフ 1.71
ミハエル・オレクシェイチュク 2.20
マクワン・アミルカーニ 3.45
リローン・マーフィー 1.34
フー・ヤオゾン 2.90
アンドレ・ペトロスキー 1.43
マゴメド・ムスタファエフ 3.30
ダミアー・イスマグロフ 1.37
タギル・ウランベコフ 1.27
アラン・ナシメント 4.10

ファイトアイランドシリーズではないアブダビ大会。アメリカ本土よりヨーロッパ方面の選手が参戦しやすいからか、名前の最後がフ(v)で終わる選手が12人もいる(チマエフのようにロシア人ではない選手もいるし、ピョートル・ヤンのようにロシア人でもvがつかない選手もいるが)。

メインはライトヘビー級タイトルマッチ。昨年9月にタイトルを獲得し、今年3月に初防衛に成功して2度目の防衛戦となるが、初防衛戦の相手は階級下のイスラエル・アデサニヤ。アデサニヤがライトヘビー級初戦だったこともあり、今回が本当の意味での初防衛戦となる。

相手は計量日前日に42歳の誕生日を迎えるグローバーテイシェイラ。7年前に35歳でジョン・ジョーンズのタイトルに挑戦し完敗して以来の王座挑戦となる。一時期は勝ったり負けたりになったこともあったが、ここ最近は5連勝中。ボクシング+柔術のスタイルだが、最近は特に寝技での勝利が多い。

ブラホヴィッチは最近負けた試合では必ずテイクダウンを許している。打撃で勝負するスタイルだけに、相手のテイクダウンも警戒する必要があると、打撃の圧が減ってしまう面もある。ただし、テイシェイラもそこまでテイクダウンが強い選手ではない。そもそも簡単にテイクダウンされない=負けないからこそ王者にまでなっているわけで、テイシェイラもそうそう何度もテイクダウンは奪えない。できれば最初のテイクダウンで決定的な場面を作りたいところ。

ブラホヴィッチKO勝ち。

セミは3月のタイトルマッチで、アルジャメイン・スターリングをリードしていながら、4Rになぜか反則のグラウンド膝を出して反則負けになってしまったピョートル・ヤンとスターリングのダイレクトリマッチが組まれていたが、スターリングが負傷欠場。暫定王座決定戦に変更となり、第1候補はドーピングによる2年以上のブランクからの再起戦でコーリー・サンドヘイゲンを破ったTJ・ディラショーにあったが、ディラショーはサンドヘイゲン戦後に負傷箇所を手術したことにより長期欠場中。負けたサンドヘイゲンに王座初挑戦のチャンスが回ってきた。

元キック世界王者のサンドヘイゲンはディラショー戦ではスタンドでバックに回られる展開で接戦となりスプリット判定負け。しかし内容は互角以上で、ディラショー相手に簡単にはテイクダウンを許さなかった。

ヤンはUFCではここまでダウンを喫することはあったものの、自分から打撃勝負を避ける展開はなかった。サンドヘイゲン相手でも打撃勝負できるだけのボクシングテクニックを持っている上に、レスリングの強さがある。戦いの幅がある分、ヤン有利か。

ヤン判定勝ち。

メインカードにはハムザト・チマエフが復帰戦を行う。昨年7月のアブダビ大会でUFCデビューすると、インターバル10日というUFC最短での連勝、さらに2ヶ月後にも勝利しUFC最短での3連勝を挙げている。昨年12月にはトップランカーのレオン・エドワーズ戦が組まれたが、新型コロナウイルスに感染。後遺症により長期欠場となり、一時はSNSで引退も表明した。3戦目まではUFC記録のスピード出世だったが、4戦目は1年1ヶ月のブランク明けに。

相手はランキング11位のリー・ジンリャンだが、オッズは大差でのフェイバリット。が、ここまでの3戦はたしかに圧勝だったが、ランカークラスとの対戦はこれが初めて。コロナ後遺症の影響も気になる。はたして期待に応えることはできるのか。

アブダビ開催のため、第1試合は30日土曜日の23時30分から。速報します。

タイトルとURLをコピーしました