コロナ後の世界に残したいベストバウト10撰~伊藤盛一郎×内藤頌貴~

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当然の事ながら世間は新型コロナウイルス一色。大会は軒並み延期や中止に追い込まれてしまい、当分の間は会場で観戦する事はもちろん、テレビなどのメディアでも試合を見る機会は激減するのは間違いありません。そんな中、格闘技禁断症状に陥っているのは私だけではないでしょう。この禁断症状をどうにかしたい。せっかくの機会なので、下手の横好きで続けてきた観戦経験の中からコロナ後の世界に伝えたいベストバウンド10撰を独断と偏見で選んでいきたいと思います。
まず最初のチョイスしたのは2016年11月3日にディファ有明で開催されたGRANDSLAM 5のメインイベント 伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム)× 内藤頌貴(パラエストラ松戸)のフライ級ワンマッチです。
当時ZSTフライ級王者に君臨していた伊藤に対して修斗で勝って負けても面白い試合をする名勝負製造機・内藤をぶつけるというマニア感涙のマッチメイク。好勝負になるとは思っていましたが、想像をはるかに上回る激闘となりました。

内藤はいつも通りスタンディングでプラッシャーをかけてケージ際に伊藤を追い込む。すると早々にパンチでダウンを奪うと攻勢。一気に試合を決めに行きますが、ダメージから回復した伊藤は一歩も引かない。パンチを被弾しても前に前に出て打ち返す負けん気の強さを見せつけます。

どちらがダウンしても不思議ではない一進一退のシーソーゲーム。伊藤はパンチを出し続けると嫌がった内藤はタックルを敢行。これを潰した伊藤は師匠・勝村周一朗の伝家の宝刀ニンジャチョークで絞め上げると内容を失神させて、見事な逆転一本勝ちを果たしました。一本取った時の会場の爆発たるやもう。。。私の格闘技観戦歴の中でも印象深いワンシーンです。

ZSTと修斗の激闘王同士のマッチメイク。改めて思い返すと面白くならないわけがない。文句なくコロナ後の世界に残したい一戦に認定です。この後の試合も伊藤、内藤ともにハズレなし。見逃すべからず。
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