UFC on ESPN+55:第9試合・フェリシア・スペンサー vs. レア・レットソン

女子フェザー級。数少ない女子フェザー級専業ファイター同士の対戦。

昨年ヌネスのタイトルに挑戦したスペンサーだが判定負け。2019年にはクリス・サイボーグと対戦して、敗れたが判定まで持ち込んでいる。しかし5月の試合でノルマ・デュモンにスプリット判定負けし、王座再挑戦は遠ざかっている。柔術黒帯のグラップラー

レットソンは2018年に行われたTUF28の女子フェザー級トーナメントに出場し、トーナメントは3位となったが12月のフィナーレ大会でUFCデビュー。同じく3位のユリア・ストリアレンコに打撃で上回って判定勝ちしたが、その後は試合直前のメディカルチェックで止められるなどで試合から遠ざかり、3年のブランク明けとなる。バックボーンは空手・テコンドー。

いきなりパンチで出ていくスペンサー。ケージに押し込みながらクリンチアッパー。タックルへ。レットソンがこらえると押し込み膝・パンチ。抜け出せないレットソン。シングルレッグからテイクダウンを狙うスペンサーだがレットソンこらえた。なおも押し込みながらパンチを入れていくスペンサー。レットソン鼻血。ようやくケージから抜け出したレットソンだが、スペンサー放さず押し込んでいき、またケージに詰める。残り1分。押し込みながら打撃を入れ続けるスペンサー。ヒジ。距離が離れてレットソンも打ち返すが、すぐまた押し込むスペンサー。ホーン。

1Rスペンサー。

2R。すぐに間合いを詰めたスペンサー。ケージに押し込む。ボディロックからテイクダウン。すぐ立つレットソンのバックに回りハーフバック。前に落としたレットソンだが、スペンサーは押さえ込まれる前に立ち上がり、またケージ押し込みへ。抜け出せないレットソン。シングルレッグへ。こらえるレットソン。両足を束ねてテイクダウン。立ったレットソンだが、また押し込まれている。残り1分。ようやく抜け出したレットソンだが、スペンサーすぐにプレスしていき、レットソンの蹴りにタックルを合わせて倒した。亀になるレットソン。スペンサーバックからパウンド。立ち際に膝。ホーン。

2Rスペンサー。

3R。さすがに下がってはいけないと学習したレットソン。逆に前に出てタックルへ。テイクダウン。スペンサーのガード。が、脇をくぐってバックに回った。スペンサーバックからパウンド。レットソン立ったがまた押し込みの体勢。バックからパンチ・膝を入れまくるスペンサー。正対したレットソンだが結局押し込みの体勢に。押し込みながらも手を休めずパンチを打ち込むスペンサー。テイクダウンはこらえたレットソン。ちょっと距離が開いたところでパンチを入れるが、レットソンタックル。テイクダウン。スタミナもきつそうなレットソン。スペンサーのヒジ・パウンドをもらう。クォーターマウントからパウンド。打たれ続けるレットソンを見てレフェリーストップ!

UFC戦績を3勝3敗の五分にしたスペンサー。3勝はいずれもフィニッシュ勝利。しかしレットソンの対応が拙すぎた気も。

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