UFC on ESPN31:第8試合・アレックス・モロノ vs. ミッキー・ガル

ウェルター級。

UFC9勝4敗1NCのモロノ。4年前の日本大会では中村K太郎にスプリット判定負けするなど、中堅から脱することがなかなかできなかったが、今年5月、試合4日前に緊急の代役で決まったドナルド・セラーニ戦で1RKO勝ち。初のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞。さらに9月には1週間前に代役でダヴィッド・ザワダと対戦して判定勝ちして連勝している。連続での代役勝利が評価されたのか、知名度のあるガルとの対戦が組まれた。

キャリア1戦同士の対戦でUFCデビューするという特殊な状況だったガル。UFC2戦目でプロレスラーのCMパンクと対戦しチョークで一本勝ち。3戦目でセイジ・ノースカットに一本勝ち。が、その後通常のUFCファイターとの対戦が組まれるようになると3勝3敗で、ディエゴ・サンチェスやマイク・ペリーにも勝てず、前座以上中堅未満のポジションに。勝った6勝はすべてチョークでの一本勝ち。

パンチで牽制するモロノ。インロー。ガルもジャブ、ミドルを返す。モロノのワンツーがヒット。モロノ飛び込んでワンツー、さらに離れ際に右。ガルがプレスしていくが、出るところにモロノのパンチを貰う。3分経過。まだタックルはフェイントも見せないガル。ガルの右にワンツーを返すモロノ。ガル出たところにモロノの左をもらってダウン!ガードに入っていくモロノ。ガードから足を掬おうとするガルだがモロノこらえてパウンド。またガードに戻したガル。ケージを使って立ったが時間がない。ガルがパンチで出たところでホーン。

1Rモロノ。

2R。スタンドで出るガル。しかしモロノのパンチを貰う。パンチで出て初めて組んだが受け止められた。またパンチで出ていくガル。ガルのパンチにワンツーを返すモロノ。またワンツー。ガルこのラウンドは悪くないが、手数では連打を入れるモロノが上。残り30秒でガルタックル。切られた。モロノのパンチを貰う。ホーン。

2Rモロノ。

3R。突破口が開けないガル。間合いを詰めていきパンチを打ち込むが、モロノにもパンチを返される。ケージに詰めてパンチを入れるガル。離れた。残り1分。出ていくガルだがモロノがパンチを合わせていく。タイムアップ。

三者フルマークでモロノ勝利。

モロノ3連勝。戦績も良くなってきたし、そろそろランカーチャレンジのチャンスか。

ガルは得意のグラウンドに持ち込めず。それ以前にタックルが少なすぎた。1Rにダウンを喫したが3Rまで打撃勝負を続けてしまった。グラウンドに持ち込みたいがテイクダウンが強くないので厳しい。

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