UFC on ESPN31:第3試合・アロンゾ・メニフィールド vs. ウィリアム・ナイト

ライトヘビー級。

アメフト出身で高い身体能力を持つメニフィールド。無敗でUFCと契約し、2試合連続で1RKO勝利したが、3戦目は2Rにガス欠となり失速しMMA初黒星。さらにOSPには打撃で押される展開でKO負け。壁に当たったが、そこから2連勝。前戦はベテランのエド・ハーマン相手にカーフキックで足を破壊しての判定勝ちで、MMAファイターとしてのレベルが上っているところを見せた。

ウェリアム・ナイトはUFC2勝1敗。ライトヘビー級では最小クラスの身長178cmで、その分マッチョ。試合時には100kg以上あるが、バック宙を軽々とこなす身軽さを持つ。プロデビューからわずか1年半でコンテンダーシリーズに出場し、KO勝ちしたが契約ならず。翌年再出場し、1RKO勝ちで契約を果たした。が、2戦目はジョン・ダウンに8度もテイクダウンを奪われ固められ完敗。メニフィールドとは2月に試合が組まれていたがメニフィールドのコロナ陽性により翌月に延期となり、翌月今度はナイトがセコンドのコロナ陽性となり消滅している。

間合いを詰めてパンチを入れるメニフィールド。ケージまで下がったナイトだがシングルレッグへ。テイクダウン。が、倒される勢いでさらに反転して上を取る。しかしナイト上を上を取り返すと一気にマウント!亀になったメニフィールドからバックマウント。仰向けになりチョークへ。しかしメニフィールド反転。ナイト立ってスタンドへ。メニフィールドがケージに押し込むが、ナイトはギロチンに抱える。抱えるのみ。放した。離れたメニフィールド。ナイトカーフキック。右を入れたメニフィールド。パンチで出たがメニフィールドのパンチを貰う。メニフィールド飛び込むが、ナイトの左フックを貰いダウン!ナイトパウンド連打。タックルでしのごうとするメニフィールドを潰してマウント!ホーン。

1Rナイト。グラウンドで両者意外とテクニカルな展開を見せていたが、終盤は豪快この上ない展開に。

2R。メニフィールドが間合いを詰めてパンチを入れると背中を向けたナイトだが、走って距離を取る。メニフィールドの右がヒットしぐらついたナイト。メニフィールドのジャブ。じっくり攻めるメニフィールド。ナイト出られずケージを背負う。メニフィールドワンツー。パンチを打たれると顔を背けてしまうナイト、打撃のディフェンスに不安がある。ジャブを入れるメニフィールド。ナイトまた出てきた。大振りの右。残り1分。ナイトは手数が減っている。大振りのパンチを時折出すのみだったが、残りわずかでフルスイングのパンチで出る。ケージを背負ったメニフィールドにパンチを打ち込んだところでホーン。

2Rメニフィールド。

3R。メニフィールドがパンチを入れるが、ナイトまたフルスイングのパンチを打ち込む。しかしメニフィールドにパンチを打たれると顔を背けてしまう。押し込んだメニフィールド。ナイト差し返すが押し込み続けるメニフィールド。膠着気味。ケージ押し込みで両者こつこつ殴るのみ。アクションを促したハーブ・ディーンだがブレイクはかけない。残り1分で引き剥がしたナイトがパンチで出る。逆にメニフィールドは下がるが逃げ切り体勢なのか?ケージ際をサークリングするメニフィールド。ナイトがパンチを入れていく。ホーン。

最後はメニフィールドは押し込んでいただけで明確なリードではないと思ったが逃げ切りを狙ったのが吉と出るか凶と出るか。

三者29-28でナイト勝利。

メニフィールドは3R終盤の逃げが裏目に。まあ明確に取れていないのは本人もわかっていたと思うし、そこで再度勝負に行くだけのメンタルがなかったか。

ナイトは攻めは良いのだが、相手にパンチを打たれるとディフェンスが危なっかしい。カーフキックやグラウンドでのスクランブルなど、意外にテクニカルな攻めも見せていたのは良かった。

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