コロナ後の世界に残したい激闘10撰~五味隆典×ルイス・アゼレード

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UFCでは無気力とも思えるようなふがいない試合が続いていた五味隆典RIZINに主戦場を移してからは徐々にらしさを取り戻してきましたが、その昔、天下無双の火の玉ボーイと呼ばれていた事をRIZIN世代のファンはご存知でしょうか。
人気絶頂を誇ったPRIDEのセカンドブランドとして産声を上げたPRIDE武士道のエースとして連戦連勝。無敗を誇っていたハウフ・グレイシーを6秒でKOし、UFCの王者経験者ジェンス・パルヴァーに打撃戦で真っ向勝負を挑んで殴り勝つなど神懸かり的な強さを誇っていました。

そんな五味に訪れた大ピンチがPRIDE 武士道 -其の七-のルイス・アゼレード戦。シュートボクセからの刺客アゼレードは開始直後からイケイケ。ゴングと同時に飛び膝で奇襲を仕掛けると、面食らった五味に対してフックをクリーンヒットさせて一気に畳みかける。その後も防戦一方で誰もが五味の連勝ストップが脳裏をかすたはずです。
しかし、そこで踏ん張るのが五味の無双っぷり。アゼレードの出血によるドクターチェックで息を吹き返すと、逆にプレッシャーをかけ始める。さらにコーナーに追い詰めて最後は左右のフックをクリーンヒット。パンチをモロに浴びたアゼレードがまるで拳銃で撃たれたかのようにぶっ飛んでいく姿は今だに忘れられません。それからの五味は川尻達也との日本人頂上決戦で勝利し、桜井"マッハ"速人もKOで破ってPRIDEライト級王者を戴冠。アゼレード戦の大ピンチを乗り越えたからこそあの成功がある、そう勝手に思い込んでいます。そんな五味に迫るラストマッチ。RIZINで見る事が出来るか。
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