UFC on ESPN32:第7試合・ケイトリン・チューケイギアン vs. ジェニファー・マイア

女子フライ級。チューケイギアン2位、マイア4位。

4歳から空手を学んでいたチューケイギアンだが、MMAプロデビューは26歳と遅い。UFCには2016年から参戦し、ここまで9勝4敗。2020年にヴァレンチーナ・シェフチェンコの王座に挑戦したが、3RKO負けしている。さらに同年10月には元ストロー級王者ジェシカ・アンドラジにボディブローを打ち込まれて1RKO負け。その後の2戦はいずれも元ストロー級の選手との対戦で、体格差・リーチ差を活かしたアウトボクシング・テイクダウンからの押さえ込みで判定勝ち。タイトル挑戦圏内をキープしている。

マイアはUFC4勝3敗で、昨年11月にシェフチェンコの王座に挑戦。フィニッシュは許さなかったが、2Rにテイクダウンを奪った以外はほぼチャンスがない展開で判定負け。前戦は同じくタイトル挑戦経験のあるジェシカ・アイに判定勝ち。シュートボクセ所属でバックボーンはムエタイ柔術

打撃戦。リーチを活かしジャブ、前蹴りを入れていくチューケイギアン。マイアはシュートボクセらしいアップライトの構え。チューケイギアン一転して組み付くとテイクダウン。ハーフ。パスしてサイドに。押さえ込んでいるチューケイギアン。マウントを狙ったがハーフに戻され立たれる。なおもテイクダウンを狙うチューケイギアンだがマイアケージでこらえてホーン。

1Rチューケイギアン。

2R。飛び込んでパンチを打ち込むマイアだが、チューケイギアンまた組み付いてボディロック。足をかけてテイクダウンを狙うがケージでこらえるマイア。離れた。マイアがパンチから逆にタックルでケージに押し込むが、両脇を差されて入れ替えられる。テイクダウンをこらえたマイア。離れる。またタックルを狙ったマイアだがチューケイギアンは受け止めて膝を入れ離れた。入ってくるマイアにテンカオをあわせたチューケイギアン。マイアまた組み付いてケージに押し込むと一本背負いを仕掛ける。が、こらえたチューケイギアンがそのままバックマウントに。チョークを狙うがホーン。

2Rチューケイギアン。

3R。パンチで出るマイア。ジャブ、ワンツーを入れるチューケイギアン。マイアはなかなか間合いに入れない。組もうとしたチューケイギアンだがマイア引き剥がす。またワンツーがヒット。積極的に手を出していくマイア。が、チューケイギアンのジャブやワンツーで止められる。タイムアップ。

三者フルマークでチューケイギアン勝利。

これで3連勝となったチューケイギアンだが、王者シェフチェンコに勝てる期待はまったくないのが悲しいところ。

タイトルとURLをコピーしました