イリー・プロハースカ「ヘンリー・セフード、ジョン・ジョーンズと一緒に練習する」「僕はRIZINの頃から5段階レベルアップしている」

5.7『UFC 274』でグローヴァー・テイシェイラ vs. イリー・プロハースカのライトヘビー級タイトルマッチ(2022年01月23日)

 こちらの続報。



 プロハースカは27日、自身のSNSに、日本の相撲のまわしをつけた稽古の模様を公開。「隆の山俊太郎」ことパヴェル・ボヤルとの相撲稽古に励む姿をアップした。

 隆の山は、100kgに満たない体重で幕内にまで上ったプラハ出身の元力士。柔道の腕前を買われてプラハ市内の相撲クラブにも通い、2000年の世界ジュニア相撲選手権大会で軽量級3位に入賞。鳴戸部屋に入門し、2011年11月場所にて初土俵を踏むも、5年経つっても入門時の88kgから3kgしか増えず、2009年まで体重が100kgを超えることがなかったというソップ型力士。

 2014年7月場所で左腕を故障し休場、12日目に引退を発表。日本国籍を取得していないため引退後は日本相撲協会に残らず母国チェコへ帰国し、相撲の指導をしていた。2011年5月場所13日目の7番相撲で188kgある天鎧鵬との対戦を「思い出の取組」として挙げている。

 そんな隆の山との相撲稽古を、プロハースカは「僕は幸運にもチェコの偉大なファイターと相撲で立ち会うことができました。僕もこの競技をやってみましたが、当時の平均体重が160kgのカテゴリーで、この男(96kg)がどうやって相手をさばくのか、YouTubeで彼のハイライトをチェックしてみてください。彼の運動能力だけでなく、もっと重要なのは人柄です」と、異国の地で奮闘した隆の山の闘志に敬意を示した。

 5月7日に開催する『UFC 274』(会場未定)でグローヴァー・テイシェイラのライトヘビー級王座に挑戦するイリー・プロハースカがインスタグラムに元・隆の山さんと練習した様子をアップしています。


 イリー・プロハースカがCBSスポーツのインタビューでヘンリー・セフード、ジョン・ジョーンズ、デイヴィソン・フィゲイレド、ジャン・ウェイリらと一緒に練習することを明かし以下のコメント。

「2月からアメリカで試合の準備をすることを考えている。特にヘンリー・セフードとジョン・ジョーンズがいることが大きい。そこでは特にレスリングを次のレベルにアップさせたい。本当に楽しみにしているよ。それに僕はデイヴィソン・フィゲイレドの大ファンでもある。彼のスタイルは素晴らしい。彼らと一緒に練習できるなんて光栄なことだ」

 一方のグローヴァー・テイシェイラはプロハースカとRIZINで2度対戦し1勝1敗のキング・モーと練習し、プロハースカ対策を伝授してもらう予定とのこと。これについてプロハースカは以下のコメント。

「キング・モーとは2度対戦した。タイトルマッチだった2度目の対戦(2019年4月21日の『RIZIN.15』で行われた初代ライトヘビー級王座決定戦)で僕は彼に勝ったけど、あの時点で僕は前回の対戦(2015年12月31日の『IZAの舞』で行われたヘビー級トーナメント決勝戦)とは別人だった。あのタイトルマッチから今に至るまで、僕は5段階レベルアップしている。彼はグローヴァー・テイシェイラと話をして特別なヒントを与えることも出来るだろうけど、僕はキャラも含めて別人になってると思うよ。あの頃から完全に自分を作り変えたからね。だから関係ないよ。キング・モーがグローヴァーをもっと良いファイターにしてくれるのならむしろ嬉しい。僕だってベスト版のグローヴァーと対戦したいからね」
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